NegiccoのメンバーNao☆が、初のミニアルバム『gift songs』を10月13日にリリース。
彼女は4月にシングル『ベスト☆フレンド』を発表しましたが、今回の『gift songs』にはそれ以降にレコーディングされた、まったくの新曲5曲が収録されています。
the band apart、Tommy & Sammy、Chocolat & Akito、鈴木正人(Little Creatures)リ・ファンデ、松田“チャーベ”岳二と豪華作家陣が楽曲を提供。
バラエティに富んだサウンドが楽しめ、歌詞にも「笑顔」「夢」「未来」などの要素がちりばめられた、とてもNao☆らしい作品集に仕上がっています。
彼女自身も手ごたえ十分というこの『gift songs』について、インタビューしてきました!
最後にNao☆本人の動画コメントももらってきたので、あわせてお楽しみください。
(聞き手=編集部・笹川清彦)
●Nao☆名義では初のミニアルバム『gift songs』が完成しました。同じソロ作品でも、やはりシングルの時とは感覚が違いますか?
はい! やっぱり、ソロでミニアルバムを出せるというのは、すごくありがたいことで――。なんだかんだ言っても歌が好きなので…、Negicco重視でずっとやってきたからこそ、(結成前に)ソロのオーディションを受けたことを思い出したりもしながら、こうして今、ソロアルバムを出せるところまで来れてよかったなと。なんか、かみしめるものもあるって言うか。
●で、作品を聴かせてもらって印象的だったのは、全5曲、実にバラエティに富んだ内容になったことです。1曲目の『射抜け!Midnight』からして、the band apartが楽曲提供&演奏したロックチューンが飛び出してくるっていう。
大好きなバンアパさんから、ソロのミニアルバムの1曲目にふさわしい、すごくカッコいい曲をいただけました! 歌詞にもバンアパさんの世界観がすごく出ていて――こういう歌詞で韻を踏む感じは、新しい扉と言うか、私からは絶対出てこないものだし、難しい曲ではあって。でも、(レコーディングでは)歌っていて自然とノリノリになっていく自分もいましたね(笑)。
●そして、続く2曲目『向日葵の歌』が大名曲! Nao☆さんが作詞し、作曲とアレンジはTommy & Summy(sugarbeansと伊沢麻未によるユニット)が担当した楽曲です。
自分で作詞する曲を入れようという話がまずあって。で、歌詞のテーマは決まっていたので、それに合う曲をTommy & Summyさんからいただいたんですね。
●とても温かくて前を向いた歌詞のトーンがNao☆さんらしいと感じましたよ。
ありがとうございます! こういう自分の気持ちをサラッと出すタイプの歌詞は、逆に書くのが難しくて。例えば、「大好きだから」とか、私がなかなか言葉に出せない部分をうまく(歌詞で)表現できずにいて…。で、煮詰まっちゃって、connieさん(詞曲も担当するNegiccoのプロデューサー)に電話で相談したら、「Nao☆の気持ちを素直にぶつければいいんだよ」と言ってもらえたんですけど。…ちなみにこの曲、何のことを歌っているのか分かりますか?
●これは、Nao☆さんからのMeguとKaede――Negiccoのメンバーふたりへの思い、でしょう?
実はMeguへのウエディングソングなんです。Meguへの思い――Negiccoが始まる前の小学生の頃からずっと一緒にいる大事な人だし…、いつも明るくて、向日葵(ひまわり)みたいにみんなを照らしてくれる存在で。そんなMeguに対しての、私からのお祝いの歌で――。
●そうか、Meguさんも今年、入籍されましたしね。
ええ。私たち3人とも、お互いがお互いに幸せになってほしいと思っているし。それはかえぽ(Kaede)も絶対同じ気持ちだから、勝手にだけど、かえぽの気持ちも一緒にのせて、この詞を書いたんです。
●それもひとつの“gift”だという。ほかの楽曲も含め、いろんな人に「gift=贈り物を届けたい!」というNao☆さんの意志が詰まったアルバムになりましたね?
そうですね。(活動を通して)いろんな方からいろんな思いをもらってきて――Negiccoの音楽を聴いて「元気をもらえました!」と言ってくださる方もいるんですよ。そういう方へのお返しじゃないけど…、きっといろんな方に聴いて共感してもらえる曲がこのアルバムの中にはあると思うんです。だから皆さんの反応が楽しみです! 私自身、すごく納得のいくものができたと感じているので、ぜひ聴いていただけるとうれしいですね。