NegiccoのMeguが、11月9日に新曲『So Good』を収録したCD+フォトブックをリリース。
『太陽と星の狭間で』に続く今年2作目のソロ曲で、今回はなんと本格的なラップに挑戦した意欲作。
プロデューサーにlyrical schoolプロデューサーのキムヤスヒロを迎え、メロディックで優しさもまとったMeguらしい素敵なラップチューンに仕上がっています。
歌われている内容も、今の時代に沿った内省的かつ深いメッセージが込められていることに注目です。
新潟市万代地区で撮影されたMusic Videoを含め、ソロアーティストとしてまた新たな側面を見せてきたMeguの姿をぜひキャッチ!
記事の最後にはMeguの直筆サインプレゼントもあるので、あわせてチェックしてみてください。
(聞き手=編集部・笹川清彦)
ポップで元気なイメージとはまた違う面を感じてもらえるはず
●今年2作目のソロ曲『So good』を11月9日にリリース。前作『太陽と星の狭間で』は3年ぶりのソロ作でしたが…。
それに比べれば、「急に来たな!」って感じですよね(笑)。でも、このリリースに関してはスタッフも予定外だったと思うんです。
●というと?
今年6月に『ネギStyle』(FM-NIIGATAで放送中のNegiccoのラジオ番組)で、Meguに聴いてもらいたい音楽を募集したんです。そしたら女の子ふたり組のラップの曲を推薦してくださった方がいて、その曲をかけつつ、私が「いつかラップもやってみたいんだよね」ってポロッと言って。そこでKaedeが、lylical schoolというラップの女性アイドルさんがいるんですけど、「lylical schoolさんのところへ修業に行ったらいいんじゃない?(笑)」と話したのをファンの方がSNSでつぶやいてくれたみたいで――それを、今回の『So good』のプロデューサーであるキムヤスヒロさん(lylical schoolのプロデューサー)がキャッチされて、キムさんから「何か手伝えることがあったらお手伝いしますよ」と、私たちのスタッフに連絡が来て。それをきっかけに、突然こんな展開になったっていう(笑)。
●『So good』がラップチューンになった理由がそれだと。いずれにせよMeguさん自身がラップに興味を持っていたんですね?
はい。自分がよく聴くアーティストさんも、ラップのchelmicoさんとか、スチャダラパーさんとか、最近はああいう感じの曲が多くて。だから「ラップをやってみたい、挑戦してみたい」という気持ちはありました。
●ただ、『So good』は、ゴリゴリの強烈なラップではなく、メロディックで聴きやすいラップチューンに仕上がっています。この点については?
そこはキムさんがMeguらしさを考えてくれた結果と言うか。キムさんは今までの私のソロ曲を全部聴いてくれて…、で、今回は、ラップがテーマでも、急に新しい世界へドーンと行くのではなく、「今までやってきたソロの流れがちゃんとつながる、私の声をいかした曲を作りたい」と言ってくださって。実際、前作では曲調に合わせてユルめで優しい歌声を出してみたんですが、それはこの『So good』にもいきている気がします。
●また、随所で韻を踏んだリリックも秀逸で――歌われている内容も素晴らしいですね。
ありがとうございます。歌詞のなかに過去を振り返るようなワードが多いし、ポップで元気なイメージとはまた違うMeguを感じてもらえると思います。ただ、決してネガティブな歌ではなくて。今こういう世の中なので、悩んだり、過去を振り返って立ち止まったりする時もある。私自身も、コロナ禍でそういう時間が多かったですし。でも、その時間自体も肯定したい――そこで自分を否定しないでほしいなと。前へ進むだけがいいことじゃなく、いろいろあっても全部含めて今はSo good――悪くないよ、捨てたものじゃないよ、っていうメッセージになって届いたらいいな、と思っています!
●なるほどね。それと、今作もまた、「CD+フォトブック」の形態でのリリースです。写真とともに歌詞世界もちゃんと読ませるこのフォトブックという表現も、Meguさんの作品ならではですね?
より曲の世界観が分かりやすく楽しめるようにと思って、この形にしているんです。写真選びにも意見を出していますし、そもそも私自身が写真集を集めるのが好きなので、自分もこういう形で作品を残していきたくて。モノとしてのありがたみもあるというか、現物を手に取ると、作品をつくっている感じがすごくするので、自分でも気に入っていますね。
Negu『So good』Music Video
●で、そんなこの曲のMusic Videoとアーティスト写真を、今回は地元・新潟市の万代地区で撮られたと聞きましたが?
そうなんです! 万代は過去にNegiccoで何度も撮影している場所ですけど、なぜ今回久しぶりに万代にしたかというと、実は今回のプロデューサーのキムさんとは、8年前に『愛のタワー・オブ・ラヴ』(2013年発表のNegiccoのシングル曲)で一緒に、万代で、それも今は無くなったレインボータワーを入れてCDジャケットを作ったんですね。カメラマンさんもデザイナーさんもその8年前と同じチームで撮りたかったし…、あと、今回の歌詞にもなっていますけど(♪あの虹色のタワーはないけど~♪)、月日が流れて景色は変われど、私たちも大人になって、ちゃんと前に進んでいるっていう。そういう思いも受け止めていただけると嬉しいですね。
Meguのサイン色紙をプレゼント!
インタビュー終了後に直筆サインをもらいました!
抽選で3名にプレゼントしますので、ご希望の方は下記の応募フォームからどうぞ。応募締切は12月5日(日)です。