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【インタビュー】Kaede(Negicco)、春の訪れを告げるニューシングルをリリース!

Kaede■シングル『光の射(さ)すままに』

  • 情報掲載日:2022.03.29
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

発表する作品ごとに、さまざまなアーティストとのコラボで質の高い楽曲を生み出してきたKaede

2022年1作目となる今作では、表題曲『光の射すままに』で吉祥寺を拠点に活動するシティフォークバンド「グソクムズ」がサウンドプロデュースを務め、カップリングの『カラッポで満たして』は作詞作曲とすべての楽器演奏を「The Recreations」(南葉洋平によるソロ・プロジェクト)が担当。

2曲とも、春の訪れを存分に感じさせる色鮮やかなポップチューンに仕上がっています。

ソロアーティストとして著しい成長を見せるKaedeの最新形をぜひチェックしてみてください。

(聞き手=編集部・笹川清彦)

作品を届けることで、音楽を楽しんでもらうことはできる

●3月29日リリースの新曲『光の射(さ)すままに』は、吉祥寺を拠点に活動するグソクムズが書き下ろした、実に春らしいポップスに仕上がりましたね?

デモをいただいたときから、清涼感と言うか、「さわやかな、車に乗りながら聴いても気持ちよさそうな曲だな」という印象はあったんです。ただ、あんまりそういうのを得意としているイメージが自分になかったので、どこまでやれるかな…と思っていたんですが――今回は、曲を提供してくださったグソクムズさんが(メンバーの)4人全員で新潟に来てくれて、一緒にレコーディングしたんです。で、1~2回歌ったときに、「MAXさわやか! MAX笑顔! もっと口角を上げて歌って!!」とグソクムズさんからアドバイスされて…。

●その口角のアドバイスは新しいですね(笑)。

(笑)でも「分かりやすくていいな」と感じました。実際にお会いして、すごく楽しい人たちで、メンバー同士の仲もよくて、ムチャクチャやりやすかった。最終的なテイクを録り終わったときには褒めていただけましたし(笑)。

●それと、新潟市内で撮影されたミュージックビデオも、素敵な映像が楽しめます。

新潟市内の3つの施設(新潟市美術館、新潟市歴史博物館みなとぴあ、FRENCH TEPPAN静香庵別邸 涵養荘)をまわりながら撮ったんですが、ヘアメイクも場所に合わせて変えているんですよ。3か所それぞれで雰囲気も変わっていると思うので、皆さんも見ていて楽しめるものになったんじゃないですかね。涵養荘(かんようそう)、みなとぴあ、新潟市美術館と、どこもすごく趣があって――新潟にはまだまだ素敵なところがたくさんあることも伝わるといいですね。

Kaede『光の射すままに』Music Video

そうですね。…今回のCDに話を戻して、カップリング『カラッポで満たして』は、南葉洋平のソロプロジェクトThe Recreationsが曲提供と演奏を担った曲です。

サブスクで南葉さんの音楽を聴いたとき、洋楽的な曲がすごく多いと感じたんです。そういう方に依頼できたのも、私にとって新しいことでしたね。

●この曲はサビがほぼ全編ファルセットと、ボーカリストKaedeの新たな魅力が引き出された印象を受けましたが?

レコーディングでは上(ファルセット)も下も、どちらのラインも録ったんですが、できあがったら上が採用されていて――「おお…これはライブが大変だな」って思いました(笑)。掛け合いのコーラス部分も、コーラスの美しさと掛け合いの楽しさをうまく表現できたんじゃないかな。難しい曲でしたけど、レコーディングは楽しかったし、とてもやりがいのある作業で――「私はコーラスが好きなんだな」と改めて感じました。

Kaede『光の射すままに』(カップリング曲『カラッポで満たして』) 1,100円/T-Palette Records
Kaede『光の射すままに』(カップリング曲『カラッポで満たして』) 1,100円/T-Palette Records

そんな若いクリエイターたちと作り上げた今回のニューシングルについて、録り終わった今、どんな思いでいますか?

ファンの人たちは今までの私の曲との違いを楽しめるだろうし、初めて聴いた人でもどこか引っかかるところがあるような、サラッと聴いただけで「いいかも」と感じる2曲になったと思います。そこから、これまでの曲を聴くきっかけになってもらえたら、なお嬉しいですよね。

●ソロの本格始動から約3年。その間、いいペースで次々と楽曲を発表してきましたからね。

(コロナ禍で)まだライブをするには難しい状況が続いていますけど、作品を届けることで音楽を楽しんでもらうことはできるので――実際、「いろんな歌を聴いてみたい」と言ってくださる方はいるし、こうしてたくさんリリースを続けてこれたのは、ありがたいし、意味があることだと思っていて。本当に、今回また新しい作品を出せてよかったです!

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