大阪発、みずからを「エンタメジャズバンド」と称するインストゥルメンタル・バンドCalmera(カルメラ)が、最新アルバム『浪花OVER-BLOW』リリースに伴う全国ツアーを開催中。
この『浪花OVER-BLOW』は、リーダーの西崎ゴウシ伝説いわく「自分たちの代名詞になるものができた」という自信作。全12曲収録で、ほとんどが今作に向けた書き下ろし。曲ごとに、ポップ、ロック、ジャズ、ファンクなどさまざまな音楽要素をミクスチャーしたCalmeraらしさが存分に発揮されたアルバムだ。
西崎は、今作についてこう説明する。「Calmeraというバンドを14年間やってきて、11枚もアルバムを作ってきた中で、ずっとやりたいことをやってきた。ただ、エンタメジャズバンドと言いつつ、ジャズじゃないような曲もいっぱいあるし…、自分たちでもどんなバンドなのかを説明することが正直、難しかったんです。でもそれを、『いろいろやってるってことがCalmeraでええやん!』と思えるようになって。今回は、僕らはそういうバンドだってことを制作の最初から意識して作ったアルバムですね」。
しかも、ノリのいいアップチューンだけでなく、ミディアムナンバーも結構あり、音楽的により大人になったCalmeraサウンドを楽しめる作品でもある。PAKshinも「そう、今までやってなかったこともたくさんあるし。バンドがどんどん前進するためには、過去の再生産だけではなく、新しさも絶対必要で──。その意味でも、今のCalmeraを形にできたと思います」と手応えを語ってくれた。
このアルバム『浪花OVER-BLOW』を5月に発表し、夏~秋~冬とライブをずっと継続中の彼ら。
「自分たちの代名詞になるアルバムがちゃんとできたので、このアルバムを知ってもらえるようなライブを続けていきたい」(西崎)。
「もっともっと浸透させていかなきゃいけないと思ってますからね。Calmeraはいろんなところでライブをやるんですけど、やっぱりワンマンライブは僕たちの魅力が一番発揮されると思うので──その姿を多くの人に見てもらいたいという気持ちがすごく大きい。だから、できるだけ多くの街を廻りたいんです」(PAKshin)。
ちなみに、新潟では今年4月にもワンマンライブをやっているが、二人は「その前回=4月に来た時の手応えがすごくて!」と口をそろえる。
「もともと『新潟はお客さんが熱い街やな』という印象はあったんですけど、前回のライブはもう、あのツアーの全行程の中で一番盛り上がったのが新潟で──。だから今回もバシッと決めなアカンな、と」(西崎)。
「その分、新潟はCalmeraを見る目が肥えてきたお客さんも多いわけでね。だから、次がどういうライブになるのか、僕たちもすごく楽しみです!」(PAKshin)。
その次回新潟公演は11月4日(月・祝)にGOLDEN PIGS REDで開催。
メンバーから動画コメントももらったので、ぜひチェックを。もちろん、このライブも要チェック!