
「ものづくり」のまちとして名高い燕市がまた新たなる一歩を踏み出しました!
彼らの誇りとも言える「ものづくり」を軸に、燕市をこれからの未来へどう繋げていくのか。そのアイデンティティをさらに深めて未来へ繋ぐプロジェクト『燕の「シンカ」プロジェクト』が始動しました。
燕市は、地方創生SDGsの達成に向け、経済・社会・環境の3つの側面から優れた取り組みを行なう自治体として、2024年5月に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されました。また、その取り組みを加速し、全国に展開すべき事業として「自治体SDGsモデル事業」にも選定されています。
燕市が目指す将来像とは何か?
それは、「人と自然と産業が調和しながら進化する燕市〜『日本一輝いているまち』を目指して〜」です。このビジョンの実現に向け、何よりも大事なのが多様な人材の活躍促進、若者と企業・地域との接点の創出、脱炭素社会への対応といった具体的な取り組みとなります。
この取り組みの中心となるのが、燕市産業史料館です。燕市産業史料館は、「ものづくり」を核に、若者・地域・企業が互いに集い、繋がるためのプラットフォームに生まれ変わります。
燕市産業史料館の新たな3つの機能
①土蔵をリノベーションしたミュージアムショップ
燕市産業史料館敷地内の土蔵を、古民家を活用した地域再生の実績がある建築士カール・ベンクス氏によるリノベーションを行ない、より多くの若者・地域・企業が集う場所やショップとしての機能を付加します。


②デジタル機材を使った新たなものづくり
デジタル機材を新たに導入し、これまでの伝統的なものづくりに加えて、新たなものづくりをきっかけに若者・地域・企業が「繋がる場と仕組み」を整備していきます。


③ワークショップ・セミナー
ワークショップやセミナーを開催し、市内企業のSDGsへの取り組みや参考となる前例を学び、SDGsに向けた取り組みのアイデア交換や試作を行なえる場を設け、若者・地域・企業の接点を広げていきます。


「SDGs未来都市」プロモーション動画

また、燕市が目指す未来像を広く知ってもらうために、「私の卒業プロジェクト」とタイアップし、燕市を舞台に若者たちの奮闘を描いたオリジナルドラマ『たからもの』を制作しました。
ここで描かれるのは、高校を卒業し、恋や将来に悩む若者たちが燕市の職人の諦めない精神と技術、その魅力を知り、人生における「たからもの」に出会い、ゆっくりと前に進んでいく青春の物語です。
おもな出演者は、田口音羽、簡秀吉、柚来しいな、姫子松柾、小越春花(友情出演)など。



このように、「人と自然と産業が調和しながら進化するまち」を目指し、燕市はさまざまな挑戦を続けています。これからも燕市の「シンカ」に注目しましょう!