りゅーとぴあの専属舞踊団Noism Company Niigataのプロフェッショナルカンパニー、Noism1メンバーが古町のお店を訪ねる連載。
今回はNoism1唯一の新潟出身メンバー・樋浦瞳さんです。
今回、樋浦さんが「ぜひお邪魔してみたい!」と名前を挙げてくれたのが北書店です。
北書店といえば、新潟市役所前のイメージを持っている人も多いかもしれません。
古町十字路にあった老舗書店・北光社で店長を務めていた佐藤雄一さんが2010年に新潟市役所前で開店。
地元の人たちはもちろん、全国から本好きが集まる人気店となりましたが、佐藤さんの身体面の都合でそのまま経営を継続することが難しくなり、2022年8月に惜しまれつつ閉店してしまいます。
しかし同年12月に、信濃川沿いにあるマンション1階で営業を再開しました。
「川の周辺が好きだから。のんびりしていていいよね。萬代橋も近いし、わりと来やすいでしょ?」と佐藤さん。
その書棚を楽しみに、はもちろん、佐藤さんに会いに、話をしに訪れるお客がほとんどです。
あいさつもそこそこに、樋浦さんが新潟市出身と聞くや、「よく行っていた書店はどこ?」と佐藤さん。
「小針上山にあったブックマンです」との答えに、「俺もよく行ってた! そこそこの規模の書店のなかでは、つっかけ履きで気軽に行ける店だってところが好きだったんだよね」とひと盛り上がり。
今度は樋浦さんが北書店の品揃えについて質問すると、「本業界の売れ筋ド真ん中からはちょっとズレる本かも。人との繋がりで置いている本も多いし」と佐藤さん。
佐藤さんの回答に「他店にはないような本と出合えそう」と目を輝かせながら、店内を回り、あれこれ手に取り、読みふけることしばし。
「谷川俊太郎が好き」と聞き付けた佐藤さんからさまざまな本を紹介してもらい、最終的にダンサー・田中泯の本を購入。
「いい本に出合えてうれしいです!」と樋浦さん。
その満足そうな笑顔に、会話が導いたこの出合いこそが、北書店で本を買う醍醐味だなと実感したのでした。
なお、北書店ではさまざまなイベントも随時開催。
詳細は北書店 Xにてご確認ください。
さてNoism Company Niigata 20周年記念公演「Amomentof」が間近に迫ってきました!
Noism0+Noism1新作と、Noism0+Noism1+Noism2カンパニー総出演、マーラー 交響曲 第3番 第6楽章 《愛が私に語ること》を用いて創り上げる20周年記念最新作のダブルビルを上演予定です!
6月28日(金)~30日(日)にりゅーとぴあ 劇場にて開催です。
20周年を記念したスペシャルな公演に期待!
この情報は、月刊にいがた2024年5月号に掲載されたものです。
DATA
北書店
- 住所
- 新潟市中央区下大川前通4ノ町2230 エスカイア大川前プラザ1F
- 電話番号
- 025-201-7466
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 休み
- 月曜(祝日の場合は営業)
- 駐車場
- なし
- リンク
- 北書店 X
- 備考