編集部が気になる話題を取材する『今月の気になる!!』。
今回は新潟産の材料を使い、新潟で作られたというスノーボードの話題をお伝えします。
芯材は越後杉の間伐材。
未来の地球環境に配慮したスノーボード
未来の地球環境に配慮した、新潟生まれのスノーボードブランドがあるのを知っていますか?
南魚沼市を拠点にするハンドメイドのスノーボードブランドがSIN.SNOWBOARD(シンスノーボード)。この冬から新潟の森を守るフォレストワーカーから越後杉の間伐材の提供を受け、それを芯材に使用し、タモやケヤキなどを合わせた集成材でオール新潟メイドのボードを発売しました。
新潟の雪は湿気のある重い雪。新潟で育てられた越後杉を中心部分に使うことで、重い雪に耐えられる粘り強さとしなやかさを兼ね備えたボードになります。
越後杉を調達するのは柏崎地域森林組合の植木洋一さん。危険を伴う特殊伐採のプロフェッショナルで「木に敬意を払い倒す」が信条です。
製造を担当するのはSIN.SNOWBOARDの木村顕悟さん。手作業で一本一本製造し、グラフィックも自身で手掛けています。これまで数年間にわたり、何度も調整とテストを繰り返して、ついに今シーズン、販売を実現させました。
温暖化によるスノーシーズンの減少が現実になりつつある今。未来の雪山を守り、持続可能なスノーライフを提唱するこのブランドを、ぜひ多くの人に知ってほしいです。購入・試乗は下記ウェブサイトから。