新潟駅周辺や万代・古町地区をつなぐ都心エリア「にいがた2km(にキロ)」では、再開発や新しい施設の整備などが進められています。
現在、新潟駅では約60年ぶりとなるリニューアル工事が進められており、今年の春には駅バスターミナルと観光案内センターが利用できるようになり、駅構内には新潟初出店のお店がオープンする予定です。また都心エリアには、首都圏からの企業進出が進んでいるほか、民間による再開発の動きが活発になっています。
今回は、そんな未来に向けて動き出している都心のまちづくりについて、新潟駅、駅南、古町、万代の各エリアごとに紹介していきます。
新潟駅エリア
今年3月末に供用が開始される新潟駅バスターミナル
3月末に駅高架下にあるバスターミナルの供用を開始します。階段やエスカレーター・エレベーターで駅の改札階とすぐにつながり、今よりも鉄道とバスの乗り換えがしやすくなります。また、新潟駅バスターミナルの供用開始に伴い、万代広場の一部(東側バス停部分)が開放されます。
観光案内センターが3月にオープン
新潟市の観光情報や魅力の発信拠点として、3月初旬に新しい観光案内センターが駅の2階にオープンします。デジタルサイネージを活用して、新潟の四季や観光情報、歓迎メッセージを発信し、訪れた人をもてなします。
問:新潟市観光政策課 TEL.025-226-2608
今年春に開業。新潟駅構内の新しい商業施設
新潟駅の高架下空間を活用した、新しい「CoCoLo新潟」が開業します。既存店を含め約170店舗の大型商業施設が、新潟の玄関口に誕生します。
駅南エリア
令和7年度末に完成予定。オフィスビル・高層マンション
平面駐車場として利用されていた新潟駅南口西地区に、地上10階建てのオフィス棟・地上32階建ての高層マンション棟・約500台収容の駐車場棟の整備が進められています。新潟駅周辺や、けやき通りと一体となる回遊性を持った広場を整備することで、緑豊かなオープンスペースが生まれます。
また、ICTの先端技術を学ぶ専門学校が立地するなど、産学連携の拠点としての機能も期待されます。
古町エリア
令和11年度以降に順次供用開始予定。高層複合型施設
旧新潟三越周辺で、新潟県最高層となる約150メートルの複合型施設を建設する計画が進められています。1〜3階は商業施設、4〜6階は高機能オフィス、7〜9階はシニア向け住宅、10〜37階は分譲住宅となる予定です。
商業施設だけでなく、オフィスや住宅など複合的な用途があることで、昼間人口・定住人口を増やし、古町エリア全体に新しい活気を生み出すことが期待されています。
万代エリア
昨年3月に新潟駅・万代地区周辺将来ビジョンを策定。
新たな万代シテイを象徴する「ウォーカブル」なストリートへ
昨年3月に「新潟駅・万代地区周辺将来ビジョン」を策定し、同地区周辺の将来の姿や方向性を定めました。万代シテイストリートは「体験型・時間消費型のエリア」として、多様な来訪者が居心地良く楽しく回遊できるまちづくりを進めていきます。
DATA
- 問い合わせ先
- 【新潟駅について】新潟駅周辺整備事務所 TEL.025-245-1260
【駅南・古町について】新潟市まちづくり推進課 TEL.025-226-2697
【万代について】新潟市都市政策部 TEL.025-226-2696 - リンク
-
市報にいがた 令和6年1月7日発行 2806号