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大人の隠れ家で、日本酒と書をたしなむ───【古町通信】古町×Noism

  • 情報掲載日:2023.07.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
樋浦 瞳(ひうらあきら)さん/新潟県生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。2020年9月よりNoism1準メンバー。2021年9月よりNoism1に所属
樋浦 瞳(ひうらあきら)さん/新潟県生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。2020年9月よりNoism1準メンバー。2021年9月よりNoism1に所属

りゅーとぴあの専属舞踊団Noism Company Niigataのプロフェッショナルカンパニー、Noism1メンバーが古町のお店を訪ねる連載。

今回はNoism1唯一の新潟県出身メンバー、樋浦瞳さんです。

 


樋浦さんが「記事を見かけてから、ずっと行ってみたくて」と言うのが、東中通から一本入った小路沿いにある忘時庵(ぼうじあん)。

敷居の高そうな佇まいですが、店内に入ると印象は一変。
友人の家に遊びに来たようになごんでしまいます。

ここは書家でもある店主・熊木英仁さんのギャラリー兼喫茶兼居酒屋。
日本酒が好きな熊木さんの趣味の空間ともいえます。
日本酒は県内外合わせて25種以上の銘柄をラインナップ。
普通酒で1合700円から飲めます。

「最近日本酒が飲めるようになってきました」という樋浦さんに、お酒と『酒肴盛合せ』(1,100円)を味わってもらうことに。

『酒肴盛合せ』(1,100円)
『酒肴盛合せ』(1,100円)

『酒肴盛合せ』はお酒に合う、10種類のおつまみの盛り合わせです。
この日の内容は、鶏の味噌漬け、煮ナス、卵焼き、ピーマンのキンピラ、ゴボウ梅煮、煮カボチャ、ホタテの焼漬、レンコン塩炒め、カキノモトのがくの佃煮、トマトのお浸し。
ちょこちょこ、ではありますが、それぞれしっかりボリュームがあります。
どれも熊木さんの手作り。
「ここにごはんと汁ものを付ければバランスの取れた定食になりますよ」と熊木さんは笑います。

さて、忘時庵でお酒を飲む際の楽しみが、酒器選びです。

全国各地の作家による、磁器や陶器、木製…とさまざまな酒器が揃います。熊木さんが個人的に集めたもので、「怖くて数は数えていない…」とのこと
全国各地の作家による、磁器や陶器、木製…とさまざまな酒器が揃います。熊木さんが個人的に集めたもので、「怖くて数は数えていない…」とのこと
このなかからふたつ…悩みます
このなかからふたつ…悩みます

熊木さんの膨大なコレクションのなかから気に入ったふたつを選びます。
酒器による味の変化を感じてほしいという粋な計らいです。

樋浦さんが選んだのはこのふたつ。「色と形が好み」だそうです
樋浦さんが選んだのはこのふたつ。「色と形が好み」だそうです

樋浦さんがこの日は選んだのは、白い陶器と木製のおちょこ。
この酒器で、熊木さんいわく「香りがあり、甘めでコクがあるがキレのいいお酒。食中酒にもおすすめ」の村上市・大洋酒造『無想』(5勺550円)をいただきます。

いただきます
いただきます

「おいしいお酒ですね。たしかに酒器によって全然違う味になります。木のおちょこで飲む味の方が好きです」と樋浦さん。

お酒とおつまみの相性を楽しみます
お酒とおつまみの相性を楽しみます

「酒器による味の違いと、アテとの相性を楽しんでほしいんです」という熊木さんの言葉どおり、それぞれの相性をひと口ずつゆっくりと楽しむ樋浦さん。
酒肴ではレンコン塩炒めが一番お気に召したようで、「めっちゃおいしいです! 食感がよくて箸が止まりません!」と話してくれました。

さらに自身も絵を描く樋浦さんは、壁に飾られた熊木さんによる書や絵にも興味深々。

会話も弾み、すっかりこのお店がお気に召したようです。

熊木さんと樋浦さんのツーショット
熊木さんと樋浦さんのツーショット

「次はプライベートで来ます!」と決意を新たにしていた樋浦さんでした。

なお、席数が限られるため、来店前に確認が賢明です。

ちなみに月~水曜は書道教室として営業。
熊木さんとマンツーマンで、筆の使い方から教わることができます。
こちらもぜひお気軽に。

DATA

忘時庵(ぼうじあん)
住所
新潟市中央区営所通1-260-4
電話番号
025-223-5225
営業時間
14:00~23:00(居酒屋営業は18:00~)
休み
日曜、祝日(月~水曜は書道教室として営業)
席数
8席
駐車場
なし
リンク
忘時庵 Facebook
備考

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