編集部が気になる話題を取材する『今月の気になる!!』。
今回は、間借りで営業するチャーハンのお店をご紹介します。
ことの始まりは、編集部イチ流行に敏感で、おいしいもののためならどこへでも行っちゃう某スタッフからの情報。
「聖籠に間借りしてチャーハン店を展開している“間借飯店”なるお店があって、気になって先程食べてきました。店主さんの経歴もおもしろいんで、取材してみたら」
とのこと。
ほうほう、おもしろそうじゃないの。
ということで早速取材依頼をし、お店にお邪魔してきました!
場所は聖籠町のアジアン料理 ミルチリオ。
店名からも分かる通り、普段はアジアン料理を提供しています。
店舗の定休日である火・水曜に営業しているのが、噂の間借飯店です。
営むのは、料亭やフランス料理店などさまざまな店で修業を積んだ白井武人さん。
「チャーハンが好きで、作るのも楽しいので」とメニューをチャーハン一本に絞って展開しています。
肉を低温調理したり和食の技術で牛スジ煮を作ったりと、培った料理経験をいかした5種のチャーハンを提供。
味にバラつきが出ないよう、一人前ずつ仕上げます(なので少々時間がかかることがありますがご容赦を…)。
食後の満足感を重視し、あえてパラパラではなくしっとりとした食感に仕上げているそうです。
写真は肉とネギたっぷりの『焼豚(チャーシュー)』。
こんもり盛られたビジュアルからも伝わるように、食べ応え満点です。
煮干しと昆布、カツオブシでとるスープが付きます。
こちらは旬の春キャベツを使った、季節限定の『肉キャベツ 餡掛け』。
大きめに切ったキャベツがたっぷりでこちらも食べ応えがあります。
あんには和ダシでとるスープとは別の、トンコツスープを使っているそう。
営業スタートは12月。
告知もなく始めたとのことですが、食べた人のクチコミやミルチリオのオーナーさんのおすすめなどにより徐々にファンが増えてきたそう。
間借り営業を始めた理由を、白井さんは「間借り営業スタイルを根付かせたいから」と言います。
「コロナ禍でどんどんお店が閉店して、料理業界が今、危機を迎えていると思うんです。お店をやってみたいと思っても、この状況ではなかなか踏ん切りがつかない。でも間借り営業なら、設備投資なしで気軽にチャレンジできる。お店側にとっても、普段なら売り上げのない定休日に賃料が入ってくるというメリットがある。間借り営業ってWIN WINだと思うんです!」と白井さん。
なるほどー。
間借り営業に興味のある方、白井さんにお話を聞いてみるのもいいかもしれません!
ちなみに間借飯店は、しばらくミルチリオでの間借り営業を続けるそうですが、夏頃に移転予定。
営業の詳細はインスタグラムでチェックしてくださいね。
DATA
間借飯店(まがりはんてん)
- 住所
- 聖籠町東港7-861-2 アジアン料理 ミルチリオ
- 電話番号
- 025-288-1120(ミルリチオ店舗)
- 営業時間
- 11:00~15:00(売り切れ次第終了)
- 休み
- 木~月曜
- 席数
- 34席
- 駐車場
- 40台(共有)
- リンク
- 間借飯店 Instagram
- 備考