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【舞台挨拶行ってきた】いよいよ公開!幕末長岡藩のリーダー、河井継之助の気迫を映画館で感じよう

小泉堯史監督作品『峠 最後のサムライ』

  • 情報掲載日:2022.06.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
いよいよ公開!
いよいよ公開!

る幕末期・長岡藩のリーダー河井継之助を描いた映画『峠 最後のサムライ』が6月17日(金)に、いよいよ公開されます。
新潟県民&長岡市民にとっては、3度の公開延期を経ての待ちに待った公開。
歴史マニアにとっても、河井継之助という人物にはファンが多く、映画を楽しみにしていたという人が多いのです。
かくゆう、日刊にいがた編集部のスズキもその一人。司馬遼太郎の『峠』を読んで以来、「長いものに巻かれない」姿勢に、「カッコイー」とファンになったのでした。

さて河井継之助ってどんな人?
というわけで、僭越ながらスズキが簡単に説明させていただきます。

長岡藩の家老。つまり長岡藩の政治的リーダーで、幕末の戊申戦争で新政府軍と戦った人です。

歴史の教科書にも一切載ってないけど、どこがカッコイイの?
それは継之助が、まさに「最後のサムライ」だからなのです。

ときは幕末。明治新政府軍(西軍)と旧徳川幕府軍(東軍)の戦い・戊申戦争が起き、全国の藩が「東西どっちに付いた方がいい?」と日和見している状況。あげく、徳川幕府に恩義のあった藩もあっさり西軍に付いたり、寝返ったりする事態が頻出するのです。
そんななか長岡藩は「武装中立」を選択。
圧倒的兵力で進出してくる新政府軍と戦うことになるのでした—。
不利な状況を知りつつも「正義」を貫くその姿勢は、まさに「最後のサムライ」なのでした。

 

6月17日(金)の公開を前に長岡では、監督の小泉堯史さん、継之助を演じたの役所広司さん、継之助の従僕・松蔵役の永山絢斗氏さんが登壇し、舞台挨拶&先行上映会が行われました。
こりゃ行かねば、ということで、行ってきました!!

舞台挨拶には、小泉堯史監督、役所広司さん、永山絢斗氏さんが登壇

まずは三人の第一声。
「一日も早く観てもらいたかったが、コロナ禍で延期になり、やっと今日みなさんに観てもらえることになりました。撮影中は長岡の皆さんにお世話になりました」と役所さんがまず挨拶。
永山さんは「この話をいただいて、小泉さん、役所さんの名前を見て、飛び跳ねました。さらに、晴らしい役者さんの中に身を置けることを嬉しく思いました」。
小泉監督は「やっと届けることができるなぁ…」としみじみ本音を吐露していました。

小泉監督が『峠』を映画にしようと思った理由は「河井継之助という人物を知ったのは随分前なんですけど、この人(継之助)に会ってみたい、と思ったのが作品をつくるうえで大きな力になった」とのことでした。

松たか子さんは、継之助の妻、おすがを演じています Ⓒ2020『峠 最後のサムライ』製作委員会
松たか子さんは、継之助の妻、おすがを演じています Ⓒ2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

役所さんは「未来を見据えて毅然とした態度で引っ張っていくリーダーの気迫を見てほしい」と、映画への思いを語ってくれました。
一番見てほしいシーンは? との質問には「全部」と前置きしつつ、「戦争を避けたいと思っていた男が、戦争を選ぶことになってしまった、その境目となる、小千谷会談というものがありました。小千谷で(西軍の)吉岡秀隆さんと相対するシーンがあるのですが、この映画の、長岡の、分かれ目となるシーンであろうかと思います」と挙げてくれました。

長岡の命運を決めた、土佐藩、岩村精一郎(吉岡秀隆)との小千谷会談のシーン Ⓒ2020『峠 最後のサムライ』製作委員会
長岡の命運を決めた、土佐藩、岩村精一郎(吉岡秀隆)との小千谷会談のシーン Ⓒ2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

永山さんは「2ヶ月前に長岡に来た」と暴露して会場を沸かせましたが、役所さんは長岡に来るのは撮影以来、とのこと。
長岡の思い出は? との質問に「継之助さんのお墓参りに行ったのですが、傷がいっぱい残っていたのが印象的でした」と。
「今回は継之助さんが語る言葉を大切にしたい、と思って演じました。この映画には、僕達にたあえられた大切な言葉がたくさんある気がしています。ひとつひとつを噛みしめて観ていだけると嬉しいです」。

役所さんが、河井継之助のことを「継之助さん」と、親しみを込めて呼んでいるのが印象的な記者会見でした。

西軍5万人にたった690人で挑んだ幕末の風雲児、河井継之助の最後の一年。
「最後のサムライ」の「思い」をスクリーンで確認してみてください!

T・ジョイ長岡には、映画にも登場するガトリング砲が公開されています
T・ジョイ長岡には、映画にも登場するガトリング砲が公開されています

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