NEXT21地下と西堀ローサを繋ぐ通路にある、ちょっとした広場に、こんなコーナーが登場しているのをご存じでしたか?
看板の「鶴は千年 亀は万年」の文字がインパクト満点です。
…いったい何????
左のパネルを読むと、亀は長寿の特徴であり、金運アップ、悪運を退ける、仕事運アップなど、さまざまな幸運を運んでくれるものだ、ということが書いてあります。
ふむふむ。
中央には木製の引き出しとお祓い棒が。
引き出しには12までの数字が書いてあります。
引き出しの中に入っているのはおみくじ。
1回100円で、誕生月の引き出しからおみくじを引き、引いたおみくじを、お願いごとをしながら「鶴は千年 亀は万年」の札が立っている甕に入れる、ということのようです。
さっそくおみくじを引いてみました。
結果は大吉! イエーイ!!!
もちろんお願い事をしながら甕に収めましたよ。
…とひと通り楽しんでみましたが、それでもこのコーナーはなんなのか結局よく分からなかったので、NEXT21を管理している五頭NEXT21サービスセンターさんに聞いてみました!
まず前提として、こちらの五頭という会社の社長様が、とても縁起を担ぐ方で、亀が非常にお好きなのだそうです。
ちょっと前からこのNEXT21と西堀ローサを繋ぐ短いエスカレーター、かつて滝の演出があったところに、亀と甕が置かれていたのですが、これも社長様の意向なのだとか(ちなみにこの亀、五頭のお膝元である阿賀野市安田の安田瓦の技術で焼かれたもの)。
現在NEXT21の1階アトリウムをはじめ、地下の広場、展望フロアにはテーブルといすが置かれていて、近隣の方々の集いの場や学生さんの勉強の場などとして利用されています。
「鶴は千年 亀は万年」コーナーは、昨今のコロナ禍で人混みを避け、神社にもなかなか足を運べないという受験生へのささやかな応援の気持ちとして設置されました。
また「おみくじを引く」という日本的な文化を小さな子供たちに知ってもらうきっかけにもなれば、との思いも込められているそうです。
設置以来、受験生はもちろんのこと、塾帰りの子供たちや通りがかりのサラリーマン、家族連れなどにも親しまれているそうですよ。
また、NEXT21ではここを利用する人、近くを通りかかる人たちに親しんでもらいたいと、ほかにもさまざまな試みが行なわれています。
まずはライオン像。
かつてNEXT21の向かいで営業していた新潟三越のシンボル・ライオン像が、現在はNEXT21の柾谷小路側入口に設置されています(なおライオン像の土台には安田地区の石が使われています)。
ライオン像は赤いマスクをしています。
県から出されている新型コロナウイルス警報に応じて、色の異なるマスクに付け替えているのだとか(撮影は1月末)。
通学途中の子どもたちが「今日は赤いマスクだね」などと会話をしているそうですよ。
そしてもうひとつ。
柾谷小路側の入口を入ったところにギャラリーが誕生しました。
「まちなかギャラリー」と名付けられたこのスペースには、アートキャンプ新潟に所属するアーティスト、松島菜月さんがライオン像をモチーフに描いた絵が飾られています。
ぬくもりあるヒノキの質感と、ファンタジックで心温まる絵がとてもよく合っています。
最近では公共施設のイメージが強いNEXT21ですが、古町に足を運んだ際にはぜひ立ち寄って、おみくじを引いたりアート鑑賞したり…と楽しんでみてください。
DATA
NEXT21地下「鶴は千年 亀は万年」コーナー
- 住所
- 新潟市中央区西堀通6-866 NEXT21・B1F
- 電話番号
- tel.025-226-0252(五頭NEXT21サービスセンター)
- 営業時間
- 7:00~23:00
- 休み
- 無休
- 駐車場
- なし
- 備考