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是永大輔の徒然エッセイ

【アルビ社長日記】インスタライブ。やめました

【是永大輔の徒然エッセイ】6月27日Jリーグ再開!

  • 情報掲載日:2020.06.27
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
対外チームと練習試合が行える日常。ゴールの後はハイタッチではなく「肘タッチ」です
対外チームと練習試合が行える日常。ゴールの後はハイタッチではなく「肘タッチ」です

「インスタライブ」をご存知だろうか。インスタグラムというSNSを利用し、個人が自分の顔をスマートフォンで映しながら1時間ほど和気藹々と映像を配信するサービスだ。リアルタイムでコメントを投下できるので、ファンとのパーソナルな関係性が構築される。芸能人やスポーツ選手などがよく利用していることでも知られている。

さて、新型ウイルスにおけるSTAY HOME期間、是永個人のアカウントでそのインスタライブをはじめてみた。

STAY HOMEという「異常な日常」をサポーターの皆さんと慰め合うため、「乾杯インスタライブ」と称しサッポロビールを飲みながらひたすらグダグダとくだを巻いた。みなさんのコメントとのやりとり、穏やかな笑い、一服の清涼剤。新型ウイルスに振り回され、ささくれ立つみなさんの心が、少しはラクになってくれればいいなあ、と思っていた。

ご覧になっていただいた皆さんの一部は「社長と一緒に居酒屋にいるみたい!」と喜んでくれていたようだけれど、芸能人でもスポーツ選手でもないこちらは少し…、どころか、とっても気恥ずかしい。

40も中盤に差し掛かった油まみれのオッサンが、スマホの画面に無防備かつアップで映し出されているのである。さらに、哲学や文学、あるいは政治について語っているわけではもちろんない。よりによって全力で与太話をしている姿を、数千人がリアルタイムでご覧になっているのである。

しゃべることが苦手なわけではない。15年くらい前にはサッカーをネタにしたポッドキャストで一世を風靡したことがあった。なにせ、ピーク時のランキングは3位。伊集院光と爆笑問題の次、バナナマンよりも上だったのだ。これには少々天狗になった。

ただ、与太話には限界があった。最初はよかったのだけれど、時間とともにネタに詰まり、みなさんが楽しんでいただいてるのかどうなのかイマイチ自信が持てなくなってきた。ならば、ということで、ゲストを呼びはじめた。つまるところ、公開飲み会である。みなさん二つ返事で快く参加していただいた。

まずは野澤洋輔からはじまって木暮郁哉。元アルビ戦士が続いた。二人とは一緒にシンガポールで戦っていたので、その頃の思い出話にも花が咲いた。ああ、これはラクだし楽しいしとてもいい。

そこで「久しぶりに長い時間お話をしてみたいお友だちリスト」をつくってみた。原博実Jリーグ副理事長、島田慎二Bリーグチェアマン。とんでもなくエラい方々にも出演いただいた。「是永、元気出せ」というのが出演理由らしい。よく分からないけれどありがたい。

そのうちに「新潟を盛り上げよう」という気持ちが高まって、新潟ゆかりの方々にも出演していただくことになった。DJ YAGIさん、新潟お笑い集団NAMARAの江口社長と、なんとも言えない地元愛に溢れた爆笑エンターテイメントが続いた。


そして。
インスタライブをやめた。
少なくとも定期的に配信することはやめた。

心がささくれ立つ殺伐とした異常な日常だから成立したのだ。
「あのとき」は、たしかに穏やかな笑いや一服の清涼剤が求められていたのだ。

だから。
インスタライブを止めることは、異常な日常との決別のサイン、なのだ。

是永 大輔 (これなが だいすけ)
株式会社アルビレックス新潟 代表取締役社長

日本大学芸術学部演劇学科卒業後、IT企業を経て、 2008年Albirex Singapore PTE LTD CEOに就任。 黒字経営を続け、売上規模も50倍に拡大させた。 2019年1月、株式会社アルビレックス新潟代表取締役社長に就任。シンガポール、ミャンマー、香港のアルビレックス代表も兼任

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