NegiccoのリーダーNao☆が、2018年4月発表の『菜の花』以来、2年ぶりとなるソロシングルをリリース。
タイトルは『ベスト☆フレンド』で、前作『菜の花』同様、4月10日という彼女の誕生日を踏まえた「生誕記念シングル」となります。
最近はメンバーのソロワークも活発化しているNegiccoですが、Nao☆自身はどんな思いで今回のソロシングルを制作したのか、ご本人にインタビューしてきました!
――2年ぶりのソロシングルが完成しました。Nao☆さんは、去年、アートブック『nanohana*book』の発刊もありましたが、やはりソロとして「歌を届けたい!」っていう思いも強かったのでは?
(『nanohana*book』で)絵を描いたりアクセサリーを作ったりとか、自分が好きなことをああいう風に1冊の本にして発信できたのはすごく嬉しかったんですけど、もともと歌が好きだし、やっぱり「歌を一番にやりたい」という気持ちはずっとありました。かえぽ(メンバーのKaede)がソロをやっているのを見て、かえぽの成長もすごく感じるようになったし。やっぱり、ひとりで歌っていろんなことにチャレンジしていくのは絶対レベルアップにつながるし、私もそうしてソロの活動をNegiccoにフィードバックしていきたい。それが今回のソロシングルになったということですね。
――その新作『ベスト☆フレンド』では、具体的にどんな世界観を表現したかったんでしょうか?
メンバーそれぞれ個性は違うんですけど、私のイメージって多分、「楽しい」とか、そういうものだと思うので、私らしさを形にできる曲がいいなと。今回はスクービーのマツキさん(SCOOBIE DOのマツキタイジロウ)に曲を書いていただいたんですが、もともとマツキさんの作る曲が好きで――しかも、去年スクービーさんが新潟に来られたときにライブを見に行ったら、4歳くらいの子供が手を挙げて踊っている場面を見て、びっくりして。これだけファンキーでカッコいい音楽なのに、4歳くらいの子供が一緒に盛り上がっているのはすごいなと。そんな風に老若男女が楽しめ、かつライブで自然に出てくる「Yeah! Yeah!」みたいなノリを曲に入れたくてお願いしたんですね。で、本当に素敵な曲をいただけたと思っています。私には低いキーの部分もあるんですけど、「これは低い声でもポップな楽しさを出すっていうチャレンジだな」と思い、頑張って歌いました(笑)。
――実際、ライブでのコール&レスポンスが見えるような秀曲ですよね。一方、カップリング曲『rainy~next season~』は、Keishi Tanakaさんが作曲&サウンドプロデュースを行ない、作詞はNao☆さんご自身が担当されています。
Keishiさんには、今の時代の音楽センスを取り入れつつ、「next season」という新しい私――「次が始まるよ!」というのを想像できるような曲をお願いしたんです。そういう歌詞のイメージが(私には)あったので。そしたら、こういう大人っぽさもあるミディアムの曲をいただけて。「これはNegiccoでは絶対歌えない曲だな」と思ったし、Keishiさんからも「Negiccoのように、ではなく、Nao☆さんが自分の解釈で、自分が一番気持ちいい形で歌ってほしい」って言われたので…、私なりに表現できるように頑張りました、これも(笑)。
――いずれにせよ、2曲とも聴きどころ満載のソロシングルになりましたね。
ありがとうございます。本当にとても良い曲を2曲いただけたので、それをかみしめながらリリースして皆さんに伝えていけたらな、って思うし。(ソロとしては)2年ぶりのシングルだし、ジャケットワークなんかも含め、前の『菜の花』に通じるものを感じながら聴いていただけたら、なお嬉しいですよね。
――で、今年はソロの動きをさらに続けていくつもりですか?
「ソロライブとかやりたいな」とは思っています。そして、Negiccoとしても、この3人がそれぞれにレベルアップした姿をお見せしつつ、「Negiccoは新潟で頑張っているよ! 新潟をもっと盛り上げたいと思いながら活動していきます」っていうことを伝えていきたいですね。