ひだりみぎ よこ パーソナルジム
  1. Home
  2. スペシャル
  3. 【アルビ社長日記 第12回】高知キャンプで思う

【アルビ社長日記 第12回】高知キャンプで思う

  • 情報掲載日:2020.03.01
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
春野総合運動公園陸上競技場で行なったサッカー教室での集合写真。高知にも「アイシテルニイガタ」と思ってくれる子どもたちが居てくれるのは、本当に嬉しく有難い限り
春野総合運動公園陸上競技場で行なったサッカー教室での集合写真。高知にも「アイシテルニイガタ」と思ってくれる子どもたちが居てくれるのは、本当に嬉しく有難い限り

自分たちの存在が、未来あるたくさんの子どもたちにポジティブな影響を与える。
そんなことができるのは、人生の中でも限られた選手時代だけだ。

ここ5年くらい、TV会議をフル活用している。
世界中どこにいても普段と同じように仕事ができるのはとてもありがたい(バルセロナでの朝4:30からの会議 などはさすがに閉口するけれど)。

そんなこともあり、年が明けてからは新潟や東京、シンガポールなどを反復横跳びしながら、今年は高知キャンプでの時間をできるだけ増やすようにした。
アルベルト監督のトレーニングやチーム構築の進捗を知るのは社長として必要なことだし、リーグ開幕前に選手たちとコミュニケーションを取ることも重要だ。また、ここで得たワクワク感をたくさんの方々と共有することで、 開幕までの機運をつくることも大切な仕事だ。
キャンプにできるだけ帯同することは、何にも替えがたい任務だと信じているのだ。 どこか言い訳がましくなるのは、高知名物の鰹を心ゆくまで堪能したから、というわけでは、決してない。
繰り返す。これは任務だ。

さて、高知キャンプの期間中にクラブとして毎年行なっている活動がある。
現地の子どもたちとのふれあいイベントだ。
ほぼ1ヵ月もの長期間、トレーニング会場として利用させていただいている春野総合運動公園陸上競技場に集まった100名ほどの子どもたちと、鬼ごっこをしたり一緒にボールを蹴ったりしながら楽しい時間を過ごす。
2時間ほどで はあるけれど、張り詰めたトレーニングが繰り返される期間中で、どの選手も心からリラックスした表情をしている。
実はこの時間、一番うれしいのは子どもたちではなく、選手たちなんじゃないかと思っている。
自分たちの存在が、未来あるたくさんの子どもたちにポジティブな影響を与える。
そんなことができるのは、人生の中でも限られた選手時代だけだ。
こういった機会によって、改めて自覚するのだと思う。

だから、デンカビッグスワンのピッチ上でも、選手たちは、プロサッカー選手として、戦う。
【是】

 

是永 大輔 (これなが だいすけ)
株式会社アルビレックス新潟 代表取締役社長

日本大学芸術学部演劇学科卒業後、IT企業を経て、 2008年Albirex Singapore PTE LTD CEOに就 任。 黒字経営を続け、売上規模も50倍に拡大させた。 2019年1月、株式会社アルビレックス新潟代表取締 役社長に就任。シンガポール、ミャンマー、香港のア ルビレックス代表も兼任

関連記事