アルビレックス新潟の歴史のなかで最も愛された男(と言っても過言じゃないよね)、野澤洋輔選手が、遂にサッカー選手としての現役を引退。
うーむ。残念だ。。。
野澤選手の会見が12月19日に行なわれました。
一般サポーターも招いて行われた引退会見はいかにも野澤らしい、なごやかムードで終始笑いの絶えない内容でした。
会場は新潟市陸上競技場。
「僕が新潟に来た時はビッグスワンはまだありませんでした。(アルビレックス新潟の選手としての)僕は、ここ新潟市陸上競技場からスタートしました。この場所がまさに原点だったので、ここで(会見を)やらせてもらいました」。
なるほど! そうか、野澤が新潟に来たときは新潟市陸上競技場がホームグラウンドだったんだ!
というわけで、その様子を速報しますね。
「このタイミングでの引退なら、お祭りにできるかな(笑)」
「18歳の時に清水(エスパルス)でプロになって22年間やってきましたが、この度グローブを置いて引退することにしました。多分(笑)」
と、野澤選手はまず挨拶。
そして記者の質問に答えていきました。
引退の理由はー?
「正直まだ現役でやりたいという気持ちもあります。
このタイミングでの引退なら、お祭りにできるかな、ということで」。
「清々しい気持ちでいます。
やり切ったな、という気持ちもあります」。
思い出に残っている試合はー?
新潟時代では、やはりJ1に昇格した大宮戦はもちろんなんですけど、
…個人的には、ビッグスワンのこけら落としの試合ですね。
僕もビッグスワンが初めてだったし、お客さんも初めて。アルビを見に来たというよりは、ビッグスワンを見に来たという感じ(笑)。
あの独特な雰囲気が忘れられませんね」。
営業マン野澤、誕生!
そして、来年は何をするの? という質問に、野澤選手から驚くべき発言がー。
「来季はアルビレックス新潟の社長に…、(えーっ!?)…社長と相談しまして、営業部に配属になりました!
(出た、サプライズアルビ人事!)
営業部では、ビッグスワンを再び4万人にするという夢は持っているので、それに向けて頑張りたいです」
すげ。
野澤さん、サラリーマンやるんか。
「サポーターの喜びだったり笑顔だったりというのが僕のパワーの源でした。
アルビレックス新潟は“夢中させてくれたもの”。
自分にとってかけがえのないものでした。
これからも夢中になれるように頑張っていきます。
引退の報告は事前に何人かにしたのですが、
反町(前)監督にも事前に報告をさせてもらいました。
松本山雅を引退するときにも、サッカー辞めますと言ったのに、その後、アルビレックス新潟シンガポールに行くことになったので、やっぱサッカーやります、って言って嘘ついちゃったので、また改めて報告した次第です(笑)。
営業部配属になりました、と言ったら
「ま、やれるでしょう」と言っていただきました。
反町監督は僕をプロサッカー選手にさせてくれた人の一人なので、また一緒に仕事ができれば、と思ってます。
「サポーターの喜びだったり笑顔だったりというのが僕のパワーの源でした。
アルビレックス新潟は“夢中させてくれたもの”。
自分にとってかけがえのないものでした。
これからも夢中になれるように頑張っていきます」
「松本、清水、湘南の関係者の方々にもこの場を借りて感謝申し上げたい」と、いかにも野澤らしいコメントも。
こんなところが、みんなに愛された理由なんだろーな、なんて思いました。
1月1日付で入社。6日から初勤務となるそうです。
今度はお仕事でご一緒したいわん。
野澤洋輔 PROFILE
1979年11月9日静岡県生まれ(40歳)、180cm/75kg
1998-1999_清水
2000-2008_新潟(00~03はJ2、04~08はJ1)
2009-2011_湘南(09はJ1、10~11はJ2)
2012-2014_松本
2015-2018_アルビレックス新潟シンガポール
2019_新潟
【クラブからリリースされたコメント】
野澤、引退します。
22年間、応援、ご指導、さまざまなご支援やサポート、ありがとうございました。
偉大な先輩方とともにプレーさせてもらい、現役生活の長さくらいは肩を並べようと頑張ってここまできました。現役を続けたい気持ちはまだありますが、ここらへんでグローブを置きたいと思います。
清水、新潟、湘南、松本、そしてシンガポール。どれもいい街でみなさんとの思い出は最高の宝物です。
僕に関わっていただいたすべての方に感謝します。
また会いましょう。