「古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。」のキャッチコピーと、「ゆるキャラ」大好きアイドルでお馴染みの寺嶋由芙。早稲田大学文学部日本語日本文学コース専攻卒。中学・高校の国語の教員免許を取得している才女。そんな寺嶋由芙が11枚目のシングル『恋の大三角関係』をリリース。
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〇新曲『恋の大三角関係』ですが、何と、11枚目のシングルですね?
ねぇ(笑)? 11枚目ですよ。自分自身がびっくりしてます。
〇『恋の大三角関係』のMVを拝見しました。寺嶋さんは制服を着てチャリンコを漕いで登場します。
はい(笑)。女子高生だった頃の私の回想という設定です。私が野球少年に恋をしていると…。ただ、親友の同級生も彼のことが好き。で、その彼女と彼は、どうやらいい感じだぞと。その女の子のことも好きで応援したいけど、自分も彼が好きっていう三角関係っていう…。私とその女の子は同じ部活に属している──「宇宙人を呼びたい」っていうふたりしかいない、くらーい廃部寸前の部活。
で、宇宙人呼びつつ、三角関係をしつつ、青春を謳歌するっていう(笑)…そんなストーリー。
〇ここ最近はコミカル路線をまっしぐらな寺嶋由芙さんですね(笑)?
そうですねぇ(笑)…勿論、本気でお仕事をやっているんですけど…本気で泥くさく一生懸命やり過ぎている人を見るのって眩しすぎて…ちょっと共感出来ないところがあって。大人になると特に…そんなことないですか?
〇うんうん、クールに見つめたりしますよね?
そう、野球少年とか…今、甲子園とかを見ると、凄く感動するし、15〜16歳のアイドルが本当に汗まみれになって、キラキラやっているのって凄く感動するんですけど、同じことを10こ年上の私がやるのって、何か、違うと思うんですよ。
〇28歳だし?
そう、28だし(笑)。そう、前シングルの『いい女をよろしく』じゃないですが、大人の女性と言われる年齢だからこそ出せるアイドル像というものを今、考えなきゃいけないと思っているんです。『恋の大三角関係』のMVのコンセプトを相談している時に、監督さんに言われたのが、三角関係を今の28歳の寺嶋由芙が──例えば職場で、三角関係をしているようなMVにすると、リアル過ぎて誰も喜ばないってなって。それはそうだなと。なので、10年前の回想シーンという形で敢えて制服を着て登場したり、ベタな、自転車に乗って登場シーンを撮ってみたり。
何か、アイドルをやりながらアイドルをオマージュしているみたいな活動をして行くのが自分に合っているのかなぁって。
〇寺嶋さんのファンにとって今回の制服シーンはサービスカットですよね?
(笑)そうですねぇ…。
〇28歳ですけど違和感がないですもんね?
(笑)本当ですか? 「今回、女子高生の役です」って聞いた時は戦慄しましたけどね(苦笑)。
〇いや、こういう女子高生いるよなって思いましたが?
(笑)本当に? 嬉しいけど…大丈夫かなって思います。
〇さて、この、『恋の大三角関係』の最大のウリはどんなところですか?
今までの曲の中で一番疾走感のある曲なんです。今年の夏のイベント現場では凄く映える曲だと思っています。生で見てもらうことに重きを置いた曲ですね。
〇振り付けが、虹のコンキスタドールの的場華鈴さんが手掛けているんですね?
そう、同じ事務所です。年齢が…ちょうど10こ下なんですよ。でも、凄くしっかりした子で。振りは歌詞に連動しているし、アイドルにとって最も大事な、ファンが振りコピをして踊ってもらえるような素晴らしいものになっています。ホント、10こ下だけど、さすがは12人組グループを束ねるリーダーだなぁって感心しました。
〇さて、寺嶋由芙の近未来的な野望を教えてください。
あと2年で30歳…是非ともアイドルで迎えたいですね。大人のアイドルという意義を見つけなくちゃって思っています。