「是永社長に連載をお願いしてもよろしいですか? 新潟についてなんでもいいので…」と月刊にいがたさんからご連絡をいただいたのが数ヵ月前のこと。
信条は二つ返事(そして安請け合い)なので、これからしばらく(たぶん)連載をさせていただくこととなります。
さて、気がつけば新潟と関わってかれこれ12年が経ったことになりました。
イコール、アルビレックスと関わるようになってから12年目、ということですね。
これだけの年月を積み重ねておりますと、ふいに雑踏の中でオレンジ色を見つけて「ハッ!」と振り返ってしまうという、いわゆるアルビレックス・サポーター・シンドローム(ASS)に侵されているのは当然のこと、アルビグッズを身につけている方など見つけてしまうと、「嗚呼、同士よ!」と一方的に話しかけて握手を求めてしまうことなどもままあります。
現在は、5カ国7つの法人で構成しているアルビレックスシンガポールグループの社長も引き続き務めさせていただいております。
よって、基本的な生活スタイルは新潟とそれらの地域の往復。さらにJ2アルビレックス新潟のアウェイ戦も全試合帯同しますので、新潟にいる時間は限られています。
しかしその分、新潟駅に到着すると「帰ってきたなあ」という感覚にな るものでして、ホームから駅南に向かってひとりフワフワニヤニヤしてしまっている気持ちの悪いオジさんが、私です。
県外にいる時間がそれなりにあるので、もしかしたら皆さんが当たり前だと思っている新潟のいいところを、実はたくさん感じているような気がしています。
サッカーとは少し離れ(たぶん)、そんなところを改めてご紹介できればと思っております。それではよろしくお願いします! 【是】
ビッグスワンのライトアップ点灯式で是永が撮影したものです。今年から、照明がLEDになり、さまざまな色により新たに光の回転、点滅などの演出が可能となりました。
【Profile】
日本大学芸術学部演劇学科卒業後、IT企業を経て、 2008年Albirex Singapore PTE LTD CEOに就任。 黒字経営を続け、売上規模も50倍に拡大させた。 2019年1月、株式会社アルビレックス新潟代表取締 役社長に就任。シンガポール、ミャンマー、香港のアルビレックス代表も兼任