秋の賑やかなシーズンもひと段落し、まったりモードに戻った佐渡。これからは、牡蠣や寒ブリといった食の魅力にあふれる季節になってきます。
「楽しみはまだありますよ!」と手を挙げてくれたのが、佐渡市地域おこし協力隊の小林美由紀さん。
小林さん曰く、
「 10月は秋祭りが島内いろんな地域で開催されます。五穀豊穣や健康安全を祈願する祭りは、集落全体が楽しみにしている伝統行事です。相川の金泉地域では達者集落 14 日(日)、北 狄(きたえびす) ・ 戸地 ・ 戸中集 落 19 日(金)、小川集 落 24 日 (水)に開催されます」
とのこと。そもそも相川は佐渡のどこに位置するのかというと・・・。
はい、このへんです。金泉地域の達者集落にある名所・目洗い地蔵を基準とさせて頂きました。
祭りでは有名な鬼太鼓や翁、獅子といった芸能が披露されますが、集落によって形や内容はさまざまなんだとか。
「達者は豆まき型鬼太鼓と獅子、北狄は天狗と神輿といった芸能を各家の玄関先で披露する、門付け(かどづけ)が行なわれます」
朝から晩まで一日かけて、集落のみなさんが家々を練り歩きます。すごい体力勝負!( ゚Д゚)
もう何十年、何百年と行なわれてきたことだけに、みなさん熱がこもっております。
「各家での門付けが終わると、そのお宅から料理や飲み物が振る舞われます。味が染みた煮しめ、太巻き、あらめ巻きなどの郷土料理やお酒にお菓子とさまざま。どれもおいしいんですよ~( *´艸`)」
「各ご家庭によって味付けが違う煮しめが、私は好きです。このおもてなし料理をいろんなお宅で頂くので、お腹いっぱいになりますよ。
また、祭りの見学はどなたでもできます。その際は『お祭りおめでとうございます』と元気のよい挨拶もお忘れなく。おもてなしの料理をいただけるかも!」
特別なイベントステージで見る鬼太鼓や舞などもいいですが、佐渡のイチ集落のなかでみる自然体の伝統芸のはリアルな空気感が味わえるので、ぜひ一度見て頂きたいなと思います。秋の行楽は、祭りを目指して佐渡にいってみてください(^^)/