こんにちは、高崎です。
今年の夏は暑すぎますね。
最近気候調子乗りすぎじゃね? ちょっとは空気読んでほしいわな?? とか思いながらなんだかんだ社内のエアコンで体の芯から冷え切ってます。
みなさん熱中症にはくれぐれも気をつけてください。
さて、今回の高崎はいつもの連載をお休みして、ステキな喫茶店を紹介するオシャレなウェブライターになろうと思います。
最近若者の間でも喫茶店が流行ってるし、前回までの2店舗マジで濃いめだったし、今回は休憩ということで。
前回までの記事は下にリンクが張ってあるので読んでみてください。
「それならいい店があるよ」と上司に言われてやってきたのは上越市の「ラピス」さん。ちなみに上越市は高崎の地元です。(お母さん見てる~~???)
懐かしい景色を眺めながら上越教育大学の近くを走っていると、お店が見えてきました。
あれですね。
屋上にあるピラミッドのような立体物や看板が気になりますが、とりあえずスルー。
駐車場に入りま
「ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
すごい勢いで出迎えてくれたのはめっちゃ吠える犬。めっちゃ吠えますがかわいいワンちゃんです。たぶんこの子の鳴き声でお客が来た事を知らせてくれるんでしょうね。めっちゃ吠えますけどね。
「吠えるうえに噛むのかよ」
と思ったら、どうやら勝手に餌を与えられないようにするための注意書だそうで、実際には噛まないそうです。勝手に餌あげちゃダメですよ! ちなみに、なぜかウサギちゃんもいっぱい居ました。
…まぁ、動物を飼っているお店なんてザラにあるでしょう。全然フツーっす。
・
・
・
さて、こちらがお店の入口。なんだか不穏な空気が流れている気がしますが、気のせいですねきっと。フツーフツー。
中に入れば昔ながらの喫茶店らしい、雰囲気のいい空間が広がっているはず。
さっそく入ってみま…み…、え?????
あーーーーー……
これはクセが強い。
どうやらアレですね。結局今回も濃いめな連載になりそうです。まぁ最初から気づいてましたけど。
この際、開き直って取材を決行しましょう。
こちらが店主の川村さん。
笑顔が優しいステキなオジサマですが…。
高崎「今日はよろしくお願いします。早速なんですが、やたらと賑やかというか散らかってる(失礼)というか、このお店はどうしてこんなに個性的な店内になってしまったんでしょう??」
川村さん「よろしくお願いしますね。いやね、このビルの下で骨董屋をやってるんだけど、なんでも買い取ったり貰ったり押し付けられたりしてたらUFOキャッチャーのぬいぐるみとか、よくわかんない雑貨もやたらと集まっちゃって。置き場もないし、にぎやかになるかなと思ってココにも置いてるんです」
高崎「外に張ってあった怪しすぎる『時代屋』の看板は骨董屋だったんですね。てか、骨董屋をやりつつ喫茶店もやってるんですか! そういえば、鳥かごに入った犬の横に『わらじトンカツ』と書いてあったのが気になったんですが…」
川村さん「うちは上教大の学生がけっこう多いから、『わらじトンカツ』っていうデカ盛りメニューが自慢なの。お肉が150グラムから1キロまであるんですよ」
高崎「1キロのわらじって誰向けのサイズと重量っすか…。せっかくなので、その『わらじトンカツ』撮らせてもらいたいです! ちなみに、なんとなくこういうことになる気がしたので朝も昼も食べてきてないんですよね(図々しい)」
川村さん「全然いいですよ(笑)。何グラムでもいいけど、1キロ行っちゃいま高崎「ちょっと怖いので600グラムでお願いします!」
さて、川村さんが調理をしている間、この混沌とした店内を探検してみましょう。
奥のソファ席は本がたくさん。
マンガ喫茶的な使い方もできそうですね。セレクトしている本に若干思想的な偏りが見えましたが。
若かりし頃の宮沢りえさんのヌード写真。これが公開された当初は相当世間を騒がせたそうですね。川村さんの趣味がダダ洩れでいい感じです。
「魚の骨」「つまようじ」「骨まで愛して」「野尻湖」という、「なんで?」という言葉しか出てこない、見た者の語彙力を奪う能力を持つアイテム。
テーブルにはなぜかリンゴがたくさん。
デザートとかで提供する用なのかな~、と思っていたら丁度料理が到着。
川村さん「おまたせしました~。あ、そのリンゴいい色してるでしょ、偽物なんですよ」
高崎「偽物かよ!!!!!!!!!」
リンゴを床に叩きつけ(嘘です)、いざ問題の『わらじトンカツ』なるものと対峙。
凶暴。
そのひと言に尽きるトンカツ。マジで凶暴なビジュアル。
写真だとデカさがイマイチ伝わらない気がして残念なんですが、マジででっかいです。30㎝は余裕で超えてるんじゃないでしょうか。
シェアして食べてもOKだそうなので、友達や家族と食べるほうがオススメかもしれないですね。
ちなみにこのサイズのカツに卓上のソースをかけると、ソースがほとんど無くなってしまうのでなんだか申し訳ない気持ちになります。
サクサクの衣に柔らかい肉!
お肉はお酒に漬け込んでおくことでやわらかくなるそう。
小鉢やデザート、ドリンクも付いて1,700円です。お得やね!
万が一食べきれなかった場合もご安心を、折箱をいただけるのでお持ち帰りもできます。私もカメラマンとふたりでいただきましたが、案の定食べきれなかったので上越の実家に持ち帰りました。(その後、姉が深夜ひとりでトンカツをむさぼっているのを目撃しました)
定食を食べた方には先ほどの棚にギュウギュウに詰められていたぬいぐるみをプレゼントするサービスや、火・土・日曜日には感謝サービスデーということで、限定メニューを提供したりヤクルトがもらえたり、棚にギュウギュウに詰められていたぬいぐるみがもらえるという特典もあるそうですよ。たぶん上記以外の利用方法でも棚にギュウギュウに詰められていたぬいぐるみはもらえると思います。欲しい方はぜひ。
高崎「ごちそうさまでした! さて、お料理が来るまで店内を見回らせてもらったんですが、見れば見るほどこのカオスな空間の元凶と思われる骨董品屋が気になってしまったんですが…」
川村さん「おや、じゃあそちらも見てみますか?」
「物で溢れている。
磁器やはく製、巻物、臼や碁石、蓑のようなもの、農具、果ては某名門高校の野球部の楯やスロット台までなんでもあります。ほんとある意味、なんでもあります。
カメラマン「ウワーッ!?」
突然、撮影に徹していたカメラマンが何かにビビりました。
カメラマン「え、川村さん…、これ尿瓶(しびん)じゃないですか!?」
川村さん「しびん!?そんなものウチには…」
川村さん「ええ~?全然記憶にないですね。なんでしびんがあるんだろ」
高崎「なんでももらいすぎですよ! ていうか、なんでしびんの横にサルノコシカケがあるんですか」
川村さん「わかんないなあ(笑)。気づかなかったけどサルノコシカケ、そこらじゅうにいっぱいありますね。当店はサルノコシカケが充実してます!!」
漢方薬として使用したい方、ぜひご利用ください。
こちらはじゅうにまんえん(!)の「九谷焼」。
ちゃんと年代物のすばらしい骨董品も多数揃っています。
川村さん「この帽子はね。かの有名なチャップリンが被っていたものなんですよ」
なぜそんなたいそうな物が、鍋の上でホコリまみれになっているのでしょう…。
川村さん「これは、かの有名な渡辺美智雄さん直筆の色紙。ミッチーの愛称で親しまれていたよねえ」
なぜそんな物が、他の色紙と一緒にホコリまみれで積み上げられているのでしょうか…。
このままだと終わりが見えない気がしたので、そろそろシメることにします。
濃厚すぎる上越市の名店「ラピス」。いかがでしたか??
たくさんのぬいぐるみや人形、雑貨たちに囲まれながら過ごすひと時は、きっと(ある意味)充実した時間になるはず。
デカ盛りもすごいですが、定食類などの食事系や、コーヒーも豆の種類が充実していますよ。
ぜひ、気軽に摩訶不思議空間でちょっとしたアドベンチャーを楽しんでください。
高崎「ところで川村さん。来た時から『時代屋』の看板の他に『北龍門』という看板があったのも気になったんですけど…。あと、屋上にあったピラミッドのような立体物も」
川村さん「ああ、ウチ骨董品屋と喫茶店と、護身術とかの道場もやってるの。ピラミッドは、ピラミッドパワーを得るためにあそこに建てたんですよ。野菜が腐りにくくなったりするらしいの」
・・・・・・・・。
いつか、連載で『北龍門』で武術を学んでみるなんてのもいいかもしれないですね。ピラミッドパワーを得るために来店するのもいいでしょう…。ひとまず、今日はこれ以上ネタが増えるとパニックを起こしそうなのでここまでにしましょう。強制終了!!!!!
ではまた!!!!!!!!
Information
ラピス
- 住所
- 上越市藤新田大字913
- 電話番号
- 025-523-1321
- 営業時間
- 11:00~14:30/18:00~22:30(LO22:00)
- 休み
- 第1・3火休
- 席数
- 45
- 駐車場
- 10台
- リンク
-
株式会社時代屋IFBK