平昌オリンピック 男子スノーボードハーフパイプで2大会連続銀メダル!
平野歩夢選手とショーン・ホワイト選手の、トップアスリート同士の戦いはホント興奮しましたねー!
当日の、月刊にいがた編集部は校了日直前だったんですけど、誰一人仕事してなくてテレビの前で歓声をあげてました!
いやー、いい試合だった。
そんな興奮から1カ月ちょっとがすぎて、平野選手が故郷・村上で凱旋パレード。これは私も行かねば、ということで村上まで行ってきました!!
というわけで編集部・大澤がレポートします。
平野選手は、ものすごい勢いでひたすら手を振りまくって、
銀メダルを高々と掲げて、
右に、左に体の向きを変えながら、ずーっと手を振ってました。
サービス精神がありがたい!
立派だなー、って。しみじみ。
その後は、会場を移して、報告会が行われました。
では、そのとき行なわれたトークショーから、ほぉ、なるほど…と思った「歩夢語録」を紹介します!
「地元・村上の大きい力を感じました」
――パレードを終えて
「今回出場して思ったのは、金メダルを獲りたいと思っても、獲れないことが現実というか、そういう実力を持っていたとしても、「確実」ではないのがオリンピックだということ」
「今回のオリンピックには、いろいろなお守りをもっていきました。何個持っていったかわかんない。ウエアの中にも5-6個入ってました。守られてました(笑)」
「予選は、決勝よりもある意味大事だと思っていた。絶対ミスはできないという思いが、予選は特に強くて、言ったら、決勝よりも緊張感は強かった」
――予選は3位で決勝進出
「1本目は技を抑えた形で滑った。後悔なく終わるというのが目的のひとつだったんで、2本目で攻めたことで納得のいく滑りができた」
――最後のショーンホワイト選手の滑りを終えるまでは暫定首位の位置に。
ショーン・ホワイト選手の滑りを見て…
「僕の目標である金メダルを狙える可能性がすぐそばまで来ていたんで、まさか決めてくるとは思わなかった」
「あのプレッシャーのなか、攻めに出て…、初めての技を最後の出走で決めるとは…
…まじか、と思いました」
「自分も見てて、感動しました」
「悔しさの残る大会だったけど、自分にとってはまずまずよかったと思っている。自分が、またチャレンジャーでいられるというのもいいのかな、とも思った」
「すべての選手が全力でぶつかってくる試合だった。実力のある選手がきちんと決めて高い点数を出していたので、そんななかでの2位は、素直に受け止める」
「観ている方もおもしろかったし、やっている自分も楽しかった。感動だったり、というものが観てくれた人に届いたというのは、やっぱりいい大会だったんだと思う」
「ソチのときはまったく実感がなかったですから、同じ銀でもまったく違うものですね」
「ソチから4年間。自分ができることはすべてチャレンジして、怪我とかもあったんですけど、目指すものを決めて、これ以上何をすればいいんだ、ってくらい時間や行動を制限していた4年間だった。だから、なおさら悔しい気持ちを感じている」
「スノーボードを始めたタイミングでスケートボードもやってるんですけど、自分の気持ちの整理がつけばやってみたい気持ちもある」
――東京オリンピック・スケートボード出場の可能性を問われて
「今までは"安心しないこと"と常に言い聞かせてたので、やってみたいことは…どちらかというと、普通にご飯食べて音楽聴いて、という時間があれば十分かな」
――スノーボード以外でやってみたいこと、を聞かれて
「村上に帰ってきたときは車の運転たまにするんですけど、運転は、好きか嫌いかと言われると…、意外と何とも思ってなくて(笑)。それなら家にいたい」
――ドライブはいかないんですか、と聞かれて
「滑ってるときは、ヒップホップとかレゲエが多いですけど、スノーボードしてないときはお父さんの影響なんですけど、尾崎豊とか聴きますよ」
――好きな音楽について
…と、司会者のどんな質問にも誠意をもって答えてる姿がステキでした。
あとは、とことんストイックな人なんだなー、すごいなーと感心しきりの大澤でした。
最後に平野選手は
「今日来てくださった方に感謝したいです」と締めくくり、万雷の拍手で報告会は終わったのでした。
平野歩夢選手。
人格者だなーって、しみじみ。
そして、やっぱりカッコいい♥
これからも応援します!