みなさんこんにちは。編集部の高崎です。
突然ですが家の近所とか、通勤路とか通学路とか、いつも通ってるあの道で「そういえばここ、なんの店だ?」とか「この建物ってなんなんだろう」とか、「なんだこの看板」とか、とかとかとか、気になるものってありませんか?
この度わたくし、みなさんの「コレ、なんだ?」を解決するべく、連載を持たせていただけることになりました。
名付けて「エリカの新潟探検記」
いろんな場所に体当たりで挑んでいきたいと思います。よろしくおねがいします!!
・・・
編集長「じゃあ、アドレス送るから一回目の取材はここ行ってきてね。場所は南魚沼だよ」
私「どんなお店なんでしょう!? ワクワク」
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…どうやら、日本中の荒くれもの達のためのファッションアイテムを販売しているお店の様子。
画面には稲妻が光り、指が無限に落ちてきています。地獄か。
一瞬ワンクリック詐欺的なものかと思い。そっとブラウザを閉じてしまいました。たしかにこれは、「なんだこれ」感がすごいです。
得体のしれない恐怖が高崎を襲います。
しかし、体当たりで挑むとは言いましたが、特攻するつもりは毛頭ありません。
アポ入れで電話なんてかけようものなら、出るのは巻き舌でまくし立ててくるこわい男の人でしょう。
きっと三日後には、私は日本海に沈んでいるはずです。
ならばメールで、と思いましたが記載してあったアドレスは
boss@893…。
ヤクザ(893)とは。海の藻屑と化すしかないのか私は。
23年ぶんの思い出が走馬灯のように駆け巡るなか、アポ入れを決行。
そして、後日返信メールが。
「県内とはいえ、魚沼はかなり遠方ですので どうか気をつけてお越し下さいませ」 …めちゃくちゃ優しそう。(ホッ)
やっぱりこわい!!!!!!!!!
BIRTHJAPANの本丸に乗り込む前に
まずは、その問題のサイトをご覧下さい。
数日間、恐怖に震えながらついにやってきた南魚沼市。
一見普通の工場のように見える建物が目的地のようですが…。
恐る恐る戸を開けてみると。
高崎「ご、ごめんくださ~~…」
???「あ、お世話様ですー!」
高崎「ヒャーーーーー!!!」
失礼ながら、本当に叫んでしまいました。 マジで人生終わったと思った。
石川さん「遠いところわざわざ、ありがとうございます!」
(しゃ、喋るとものすごくいい人そうだ…)。
「つまらないものですが」と出されたのは、なんとマドレーヌ。
石川さんの物腰のやわらかさとマドレーヌ効果もあり、すっかり緊張も解けました。
高崎「さて、まずこのお店を始めるまでのいきさつなんかを伺いたいのですが…」
石川さん「あまり書ける話ではないと思うんですけど、まず18歳くらいの時にピーーーを初めて、それからがピーーーで、ピ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――」
高崎「何ひとつ書けない!」
かいつまんでご説明しますと、はじめは靴やホスト系ファッションのネット通販から始まり、「もっと面白いものを売れないか」と考えたところ、「チンピラとかヤンキーとかが好むような服だったら、周りにいくらでもモデルが出来そうなやつがいるぞ!」(いくらでもいるんかい)ということで、現在のような形態になったそうです。
いまや全国から注文が殺到。
40~50代の、かつては盗んだバイクで走り出していたであろうおじさまたちも「グレ直し」に利用しているそうですよ。
さて、お店についてのお話しは伺えました。 (ほとんど書けませんでしたが) ここからが、この取材のメイン…。 高崎 「石川さん…。わ、私を、 悪党にしてください…!!」 石川さん 「任せてください。 極悪にしてみせます!」
小首をかしげたかわいらしい女の子(石を投げようとしているあなた、やめてください!)が変身前の高崎です。いったいどんな姿になるのでしょうか。
石川さんがセレクトした衣装を身に着け、ジェルで髪をかき上げます。生まれて初めてのオールバック。オデコが広いので恥ずかしい。鮮血を思わせる真っ赤なリップを塗って完成です。
石川さん「メンチ切るときは、相手に親の悪口言われまくってる気持ちで! 2日はシワが消えなくなるくらい、顔中のシワというシワを眉間に集めて! 下から覗き込むようにしてください!」
高崎「こ、こうですか!?」
親のことを悪く言われている気持ちでカメラマンを見つめていたら、カメラマンが憎くて仕方なくなってきました。危ない危ない…。
しかしその憎しみからか、いい感じにメンチ切れたんじゃないでしょうか。
さて、お次はヤンキーらしい座り方を教わります。さあ、みなさんもこの動画で真のヤンキー座りを修得しましょう。
さあ、ヤンキー座り、うまくできましたか!?
ここからは、石川さんのご指導のもと、悪党になりきる高崎をご覧ください。
写真を見返したところ、まるで般若のような表情に、我ながらゾッとしました。
高校時代の服装検査は顔パスで通るほど模範的だった女とは思えません。私の心の奥底に潜む“アタイ”の存在を感じました。
“強さ”をデザインで表現し、それを衣服として身にまとう…。まるで鎧のように、着る人に自信と強さを与えてくれるのが、BIRTHJAPANのアイテムなんですね。
自分に自信を持ちたい、強くなりたい。そんな人はぜひBIRTHJAPANをご覧ください。
あなたの知らないあなたに出会えるはずです。(でも、ヤンチャはしすぎないようにね!)
終始やさしく対応してくださった石川さんには本当に感謝です。あんなに怖い風貌なのに、やさしくて、たまに柔軟剤のいい香りがしたのがとても印象的でした。
さて、第一回目から超ラスボス級の取材になってしまったBIRTHJAPAN。いかがでしたか?
これからドンドン、新潟の色んなスポットに潜入していこうと思います!
もし、気になるスポットなんかがあれば、ぜひ教えてくださいね。