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古町と縁の深い伝統工芸・新潟漆器に触れる――【古町通信 第17回】古町×Noism/新潟漆器

  • 情報掲載日:2019.10.05
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

りゅーとぴあの専属舞踊団Noismメンバーが、りゅーとぴあからもほど近い新潟の繁華街・古町エリアを訪ねる連載。
今回は、井本星那さんの登場です。

井本星那(いもとせな)さん。1989年大阪府生まれ。2016年11月より Noism1準メンバー、翌年8 月よりNoism1所属。趣味は編物、刺繍などのモノ作り
井本星那(いもとせな)さん。1989年大阪府生まれ。2016年11月より Noism1準メンバー、翌年8 月よりNoism1所属。趣味は編物、刺繍などのモノ作り

今回井本さんをお連れしたのは「新潟漆器」の事務所です。

新潟漆器は、約400年前、江戸初期に始まったといわれています。
1638年には現在の古町7番町椀店(わんだな)と呼ばれる漆器の専売地域が定められ、保護政策がとられました。
つまり新潟漆器は古町と非常に縁の深い伝統工芸なのです。

以前から新潟漆器に興味を持っていたという井本さんとともに、営所通にある事務所を訪ねると、塗師の真田桃子さんが迎えてくれました。

井本さんと、塗師の真田さん(右)をショールームで。ちなみに真田さんが写真で手にしているのが「朧銀塗」のうつわ。 実は現在真田さんしか手掛けることのできない塗りなのです!
井本さんと、塗師の真田さん(右)をショールームで。ちなみに真田さんが写真で手にしているのが「朧銀塗」のうつわ。 実は現在真田さんしか手掛けることのできない塗りなのです!

竹に見立てた竹塗や、金属のような質感の朧銀塗(おぼろぎんぬり)など、どの商品も見るたび、手にとるたびに驚きの連続! 

塗の見本。こんなにいろんな塗りの種類があるんです!
塗の見本。こんなにいろんな塗りの種類があるんです!

「新潟漆器は変塗(かわりぬり)の宝庫と言われているんですよ」と真田さん。

そのうちのひとつ、錦塗の箸の研ぎ出しに挑戦させてもらうことになりました。

研ぎ出しの作業
研ぎ出しの作業

幾重にも塗られた漆を紙ヤスリで研ぎ出した後、砥の粉(とのこ)と菜種油で磨き上げていきます。

ちなみに、もとになる箸は、この段階になるまで数ヵ月をかけて塗作業を行なってきたもの。
その数ヵ月を実りあるものにするか無駄にするかは研ぐ人次第!
…とプレッシャーをかけられて作業する井本さん(笑)。

真田さんの指導のもと、笑顔を見せながらも真剣な表情で作業を進めます
真田さんの指導のもと、笑顔を見せながらも真剣な表情で作業を進めます

「力加減が難しい!」と苦戦しつつ、さすがは手先の器用な井本さん、真田さんにも褒められる仕上がりに。

「大切にします!」とうれしそうでした。

完成品! すてきです
完成品! すてきです

ちなみに新潟漆器事務所の見学、錦塗箸の研ぎ出し体験(3,000円~)には事前予約が必要です。
お問い合わせの上足を運んでくださいね。


ーー
さて、Noismは9月に新シーズンがスタート。
新たなメンバーを迎え、12月には、ドイツで舞踊団を率いた森優貴にいる帰国後初新作『Farben(ファルベン)』と、金森穣による新作『シネマトダンス―3つの小品』の新作2本立て公演に挑みます!

チケット発売は10月13日(日)です。
詳細は下記サイトをご確認くださいね。

Information

新潟漆器
住所
新潟市中央区営所通1-329
電話番号
025-265-2968
駐車場
なし
リンク
新潟漆器
備考

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