せっかくの弥彦旅だから、誰にも気をつかわずにゆったりと食事を楽しみたいーーそんな夕食重要視の人におすすめなのが、弥彦村の割烹の宿 櫻家。部屋食プランです。

櫻家は開業から110余年。
当初は飲食店として旅人たちを迎えていましたが、約50年前に温泉宿へとリニューアル。
以来、アットホームなおもてなしで老若男女に親しまれています。

「割烹の宿」として名を馳せるだけあり、料理が自慢。
魅力は何よりも土地の恵みを最大限に引き出す料理人たちの丁寧な仕事にあります。

板長自ら地元の市場や生産者をめぐり、四季ごとの新潟の恵みを吟味。佐渡沖で揚がる魚介や、弥彦山麓の清らかな水に育まれた野菜など、その時期に一番おいしいものだけを使うのが櫻家の流儀です。

品格ある料理には、奇をてらわず、ダシの引き方や火の通し方、盛り付けに至るまで、慎重で丁寧な手仕事が息づきます。

料理を楽しめる客室には落ち着いた和の趣が漂い、窓越しに見事な自然を一望することができます。

舌と目で弥彦の四季の移ろいを堪能できる部屋食プランは非常に高い評価を得ており、「ありがたいことに、多くのお客様がリピートしてくださったり、クチコミでご紹介してくださったりしています」と若女将の川上さん。

湯殿には、弥彦温泉の源泉を引いたやわらかな湯がたたえられています。
無色透明で肌あたりがやさしく、美肌の湯として評判。
しっとりと潤った湯上がりの肌に、心もほどけ、旅の疲れも癒やされそう。

秋から冬にかけて、紅葉狩りや年末参拝の拠点の宿としてちょっと贅沢な旅をしてみるのもいいかもしれません。

この情報は、月刊にいがた2025年12月号に掲載されたものです。