ryugon（リュウゴン）は、霊峰・坂戸山へと続くのどかな山麓に佇む雪国ならではの静けさに包まれた古民家ホテル。

国の登録有形文化財に指定された豪農の館を再生した建物で、蔵を移築した風情ある大浴場では肌にやさしいお湯が心身の疲れを癒やしてくれます。

「雪国を体感できる宿」として地元の文化や風土に触れるバラエティ豊かなアクティビティを提供。なかでも、南魚沼地域の食文化を体感できる郷土料理体験『土間クッキング』は、若い世代に人気です。

調理するのは地元産の一等米コシヒカリを炊くかまど炊きご飯と具だくさんの汁物。

土間を使い、地元の郷土料理名人・関アツ子さんから親切丁寧に調理の手ほどきを受けられる調理体験はもちろん、パチパチと燃える薪の音や香ばしい香りといった非日常の情景、さらには関さんが語ってくれる雪国の暮らしにまつわる話なども醍醐味のひとつです。

できあがったご飯は驚くほどの甘みがあり、ふっくらとした食感。
キノコ汁には具材のうまみがギュッと凝縮されています。

「こちらもたっぷり味わってね」と関さんが並べてくれたのは、コゴミやゼンマイ、木の芽などの山の幸を使った関さんお手製の山菜料理の数々。

シンプルながらもホッとする味わいにやさしい気持ちになり、雪国の豊かさを実感できます。

ここでしか出合えない雪国ならではの体験を通して、心に残る時間を過ごしてみてはいかが。

この情報は、月刊にいがた2025年12月号に掲載されたものです。