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鉄道好き必見! 開館40周年を迎えた新津鉄道資料館の見どころや新津の鉄道文化を紹介

  • 情報掲載日:2023.11.20
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

新潟市秋葉区にある新津鉄道資料館は開館から40周年を迎えました!

四方に線路が延びる新津は昔から「鉄道のまち」として知られてきました。昭和57年に上越新幹線が開業したことにより新潟県内の鉄道をめぐる状況が大きく変化。そんななか、鉄道とともに歩んできた新津の歴史を後世に伝えたいとの市民の声を受け、昭和58年10月14日に新津市鉄道資料館が開館しました。40年経った今でも鉄道ファンのみならず、大人から子どもまで幅広く愛される施設となっています。

今回はそんな新津鉄道資料館の見どころとともに、新津の鉄道文化について紹介していきます。

 

新津と鉄道の深い関わり

自走して新津第一小学校へ向かうSL(昭和44年)
自走して新津第一小学校へ向かうSL(昭和44年)

鉄道開通前の江戸時代から、新津は下越地方の交通の要所でした。

明治30年に北越鉄道(現在の信越本線)が開通し新津駅が開業すると、旅館業や弁当・土産販売業などの商売が発展。大正から戦前までの間に信越・羽越・磐越西線の3路線が交差し、鉄道の機関や車両工場が誘致されたことで「鉄道のまち」として発展していきました。戦後は鉄道輸送の需要が高まり、新津には多くの労働者が集まりました。最盛期には「就業者の4人に1人は鉄道関係者」といわれるほど、鉄道は新津の人たちの暮らしと深く関わっていました。

 

新津鉄道資料館の見どころを紹介!

【見どころ①】実物の車両を見られる

485系電車
485系電車

旧国鉄やJRで実際に使われていた新幹線(200系・E4系)やSL(C57形式蒸気機関車19号機)などを見ることができます。11月26日(日)には、展示車両の中に入ることが可能。この機会に運転席と客室をじっくり見てみよう!

【詳細】
日時:11月26日(日)10:00~12:00/13:00~15:30
対象車両:485系電車

 

【見どころ②】貴重な鉄道資料が並ぶ

大型のものから小型のものまで、ほかでは見られない貴重なコレクションを展示しているほか、新潟県の鉄道の歴史を解説しています。昔の切符自動販売機、急行「佐渡」や200系新幹線の座席を懐かしく感じる人もいるのではないでしょうか? 大人の皆さんは子どもの頃に「見た」「乗った」「触った」ものを探してみるのも楽しいですよ。

 

【見どころ③】鉄道模型が走る

1/80サイズで精巧に作られた鉄道模型が、新津の風景をイメージしたジオラマの中を走る様子を見ることができます。ジオラマがある2階のファミリーエリアには、電車のおもちゃで遊べるキッズスペースや、同館オリジナルデザインの自動販売機があるのでぜひ利用してみてください。

 

【見どころ④】運転士気分を味わえる

東京のJR中央線で使用されていた201系電車の運転シミュレーターで、電車の運転を体験することができます。車でいうアクセルとブレーキを左右のハンドルで操作する感覚は新鮮! ホームにぴったり停まるのは難しいですよ。子どもはもちろん、大人でも楽しめます。

 

新津駅で見られる列車をご紹介

S L ばんえつ物語(SL「C57 180」)

大きな動輪と細いボイラーから「走る貴婦人」と称される蒸気機関車。
汽笛を聞きながら列車旅を楽しめます。

柳都Shu * Kura(りゅうとシュクラ)

新潟が全国に誇る「酒」がコンセプト。
地元の食材にこだわったおつまみや県内の地酒の利き酒を楽しめます。

特急しらゆき(E653系)

アイボリーホワイトをベースに、日本海の海と空の青、夕日を表す朱色でデザインされた特急列車。信越本線などを走ります。

鉄道文化が息づく商店街

新津駅東口にあるにいつ鉄道商店街では、鉄道とともに栄えてきた文化を次世代に残すため、鉄道に関係する資料やオブジェなどが商店街のいたるところに設置されています。店と店の間に踏切警報機があったり、アーケードに駅のホームの案内板がつるされていたりと、鉄道に詳しい人もそうでない人も、歩いているだけで楽しめます。
ちょっとした散歩にもぴったりなので、ぜひ一度行ってみてください!

SLの動輪
SLの動輪
ラッピングポスト
ラッピングポスト
シャッターアート
シャッターアート
新津0番線待合室 来て基地
新津0番線待合室 来て基地
資料やオブジェ
資料やオブジェ
レールの断面
レールの断面

 

新津は、鉄道というひとつの産業から大きな影響を受けて発展してきた「鉄道のまち」で、この歴史は全国的に見ても珍しいものです。新津鉄道資料館では、新津と鉄道に関する歴史的な資料と、当時の人たちの記憶を収集し、解説を交えながら展示しています。

かつて時代の最先端を走った交通機関と、その拠点として共に歩みにぎわいを見せた新津の物語を、ぜひ一度たどりに来てみてください!

 

DATA

新潟市新津鉄道資料館
住所
新潟市秋葉区新津東町2-5-6
電話番号
0250-24-5700
営業時間
9:30〜17:00(入館は〜16:30)
休み
火曜(祝日の場合は翌日)
料金
観覧料:一般300円、高校・大学生200円、小・中学生100円
※土・日曜、祝日は中学生以下無料
駐車場
100台
リンク
新潟市新津鉄道資料館
市報にいがた 令和5年11月19日発行 2803号

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