編集部が気になる話題を取材する『今月の気になる!!』。
今回は長岡市摂田屋の最新情報に注目してみます!
ここ最近の摂田屋の動き──
2019年 吉乃川酒ミュージアム醸蔵がオープン
創業は1548年。戦国時代から酒造りを続ける新潟県最古の酒蔵・吉乃川によるお酒のミュージアム。大正時代に建てられた倉庫を改装した建物内には、吉乃川の歴史や酒造りの展示コーナーや、限定酒を楽しめるSAKEバー、売店、酒造り体験ゲームなど見どころがいっぱい。
2020年 摂田屋6番街発酵ミュージアム・米蔵がオープン
明治から昭和にかけて繁栄した機那サフラン酒本舗の土蔵をリノベーション。
炊きたてご飯と地元食材のおむすびを提供する6SUBI(むすび)や、近隣醸造メーカーの物産販売などで摂田屋の魅力・文化を発信している。
蔵の扉を装飾する鏝絵(こてえ)は必見。
2022年夏 注目スポットがさらにオープン!
日本酒や味噌、醤油の蔵元が6軒集まった、古くからの醸造のまち、長岡市摂田屋。この伝統的なエリアに、ここ数年で新しいスポットが続々と誕生していることをご存知でしたか?
2022年の夏にも、創業120年を迎えた長岡市の老舗・江口だんごが摂田屋店をオープン。
「酒、醤油、味噌のまち」に「甘味」が加わったことで、子どもから年配までが楽しめるエリアとして魅力度がアップしました。
JR宮内駅から摂田屋までを繋いでいこうという「宮内摂田屋メソッド」という取り組みも進行していて、音楽などのイベントを構想中なんだとか。
ちなみに、江口だんご摂田屋店では、江戸から続く6つの蔵と登録有形文化財を巡る『摂田屋町歩きMAP』も配布中。
自分の足で歩いて、旧三国街道の面影を感じてみてください。
江口だんご摂田屋店
江戸時代から栄えた醤油醸造蔵の創業家の邸宅を利用。
定番商品に加え、摂田屋の醸造蔵の発酵食品を使ったどら焼きや饅頭など、摂田屋店限定の「蔵元菓子」も販売する。
また店内には日本庭園を眺めながら甘味を楽しめる喫茶もあり、早くも連日満席の人気ぶりだ。
DATA
江口だんご摂田屋店
- 住所
- 長岡市摂田屋4-8-28
- 電話番号
- 0258-39-9173
- 営業時間
- 9:30~18:00(実演販売は10:00~16:30、喫茶は10:00~LO17:00)
- 休み
- 火
- 席数
- 24
- 駐車場
- 23(共有)
- リンク
-
江口だんご摂田屋店
LIS摂田屋
江口だんご摂田屋店敷地内にある離れの蔵をリノベーション。
1階では醸造リキュールと地域商品を販売。
2階には移動書店・ブックスはせがわセレクトの本や地域の作家による生活雑貨、古民具などが並ぶ。
パック詰め日本酒が当たる『酒ガチャ』は早くも人気!
2階に上がったら、頭上にも注目!
天井を支えている「フレンチトラス構造」にも注目してください。
上で紹介している、吉乃川酒ミュージアム醸蔵でも採用されている構造で、豪雪地域でもある長岡の冬を長年耐え抜いていることにも驚きです。
当時の一般的な建築では大黒柱のような支えがないと、このような大空間を支えることができなかったと言われているそうです。
戊辰戦争や長岡空襲の被害を奇跡的に免れた、摂田屋地区だからこそ残る昔の建物や町並みというわけです。
DATA
LIS摂田屋
- 住所
- 長岡市摂田屋4-8-28 江口だんご摂田屋店敷地内
- 電話番号
- 070-2151-0351
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 休み
- 火
- 駐車場
- 23(共有)
- リンク
-
LIS摂田屋