十日町市と津南町を合わせた越後妻有地域を舞台に20年続く世界最大級のアートと里山の祭り『越後妻有 大地の芸術祭2022』。
約760平方キロメートルにも及ぶ広大な里山に、世界中のアーティストが手掛けた多彩な作品が展示されます。
月刊にいがた編集部が選んだ、今年の芸術祭の目玉となる作品をご紹介します!
※『越後妻有 大地の芸術祭2022』作品紹介のなかで、特に記載のない作品は、11月13日(日)までの10:00~17:00(10・11月は10:00~16:00)に公開されています。火・水曜は「休祭日」となります
津南エリアとは?
新潟県の南端、長野県境に位置。
夏はさわやかな気候が特徴の津南エリアにも必見の作品がいっぱいです。
【新作】M079 廃材水族館:竜ヶ窪/加治聖哉
地下ゲートボール場に、大量のイワシや巨大なホオジロザメが泳ぎ、タカアシガニが歩く水族館が出現。
地域の工務店や製材所で不要になった木材を等身大の生物に再生することで、廃材に新たな価値を与えています。
DATA
廃材水族館:竜ヶ窪/加治聖哉
- 住所
- 中魚沼郡津南町谷内7031 竜ヶ窪温泉 竜神の館
- 営業時間
- 10:00~17:00(10・11月は~16:00)
M028 国境を越えて・山/リン・シュンロン(林舜龍)
集落の小さな公園に造られた大きな門。
正面には集落のとある日の物語が描かれ、奥にはブロンズの水牛が姿を覗かせています。
古くからの日本の暮らしを残す穴山地区にできた門は、台湾の文化に繋がる入口なのです。
DATA
国境を越えて・山/リン・シュンロン(林舜龍)
- 住所
- 中魚沼郡津南町上郷寺石甲
M019 「記憶―記録」足滝の人々/霜鳥健二
2006年に津南町の足滝集落で作品を手がけた作家・霧島健二が、集落の要望を受けて再度作品を設置。
住民がモデルとなった等身大のシルエットは、ひとりひとりの姿勢や日常の細かい特徴を捉えています。
DATA
「記憶―記録」足滝の人々/霜鳥健二
- 住所
- JR飯山線「足滝駅」(中魚沼郡津南町大字上郷寺石)近く
足滝集落
今年の芸術祭のポイントはココ!
全333点、38の国と地域263組のアーティストが参加
過去に公開された210点に、新作または新展開される123点を合わせた333点が公開されます。
なお38の国と地域263組の参加アーティストのうち、新作を手掛けるのは13の国と地域95組。すごい数だ!!!
過去最長、全145日の開催期間
これまでは夏の50日間ほどでしたが、4月から11月まで全145日間の開催に。
春の企画展や夏期間のみの公開など、期間が限定されている作品もあるので、何度も足を運んで芸術祭を楽しもう!
一日の始めに検温スポットに立ち寄ることが必須!
新型コロナウイルス感染拡大予防対策のため、エリア内の「検温スポット」で検温や体調確認、マスク着用確認後、作品鑑賞に必要なリストバンドを配布します。
リストバンドがないと作品会場に入場できないので注意!
マナーを守って、安全安心、楽しく芸術作品を鑑賞しましょう★
DATA
越後妻有 大地の芸術祭 2022
- 料金
- 作品鑑賞パスポート:一般4,500円、高校・専門・大学3,500円(~7月29日金は早期割一般3,500円、高校・専門・大学2,500円)、中学生以下無料 ※清津峡渓谷トンネル内作品、北越急行線内作品はパスポート提示で一般のみ割引あり。有料イベントは別料金(パスポート提示で割引あり)
個別鑑賞券:300円~ ※各作品または施設窓口で購入 - 問い合わせ先
- 大地の芸術祭実行委員会事務局
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-757-2637
- リンク
- 越後妻有 大地の芸術祭 2022 ウェブサイト