十日町市と津南町を合わせた越後妻有地域を舞台に20年続く世界最大級のアートと里山の祭り『越後妻有 大地の芸術祭2022』。
約760平方キロメートルにも及ぶ広大な里山に、世界中のアーティストが手掛けた多彩な作品が展示されます。
月刊にいがた編集部が選んだ、今年の芸術祭の目玉となる作品をご紹介します!
※『越後妻有 大地の芸術祭2022』作品紹介のなかで、特に記載のない作品は、11月13日(日)までの10:00~17:00(10・11月は10:00~16:00)に公開されています。火・水曜は「休祭日」となります
松之山エリアとは?
日本三大薬湯のひとつ、松之山温泉を中心に周囲を山々に囲まれた標高200~600メートルの丘陵地帯です。
冬は豪雪となる松之山の夏にしかめぐり合えない豊かな自然とアートがたくさんあります!
さっそく松之山エリアの作品を紹介していきますよ!
【新作】Y110 ZooMuSee/橋本典久 + scope
松之山の里山の自然をテーマにした自然科学館、越後松之山「森の学校」キョロロ内にあります。
約280 点の昆虫の高精細画像を集めたデータベースです。
タッチパネル式巨大モニターで、見ることのできない虫の表面などを観察してみよう!
DATA
ZooMuSee/橋本典久 + scope
- 住所
- 十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ
- 電話番号
- 025-595-8311
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 火曜(7月11日月~15日金、10月19日水~21日金は休み)
- 料金
- 一般500円(作品鑑賞パスポート提示で3回まで入館可)
Y052 最後の教室/クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン
旧東川小学校の教室や体育館などを使い、空間全体を作品とする。降り続く雪の残像を裸電球で表現するなど、深い雪に閉ざされる地域の記憶を表現しています。
ボルタンスキー作品『影の劇場~愉快なゆうれい達~』も展示していますよ。
DATA
最後の教室/クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン
- 住所
- 十日町市松之山東川192
- 営業時間
- 10:00~17:00(9月6日火~11日日を除く)
- 料金
- 一般800円(作品鑑賞パスポート提示で1回入館可)
Y109 Lost Winter/レアンドロ・エルリッヒ
宿泊施設、三省ハウス内で公開されている作品です。
レアンドロ・エルリッヒの作品は、鑑賞者の視覚上の思い込みを利用し不思議な体験をさせるのが特徴。
この作品では窓を覗き込むと、他の窓からも覗き込まれる不思議な空間を体験できます。
DATA
Lost Winter/レアンドロ・エルリッヒ
- 住所
- 三省ハウス
- 営業時間
- 10:00~17:00(10・11月は~16:00)
- 料金
- 一般300円(施設内作品は有料、入館は無料。作品鑑賞パスポート提示で1回入館可)
今年の芸術祭のポイントはココ!
全333点、38の国と地域263組のアーティストが参加
過去に公開された210点に、新作または新展開される123点を合わせた333点が公開されます。
なお38の国と地域263組の参加アーティストのうち、新作を手掛けるのは13の国と地域95組。すごい数だ!!!
過去最長、全145日の開催期間
これまでは夏の50日間ほどでしたが、4月から11月まで全145日間の開催に。
春の企画展や夏期間のみの公開など、期間が限定されている作品もあるので、何度も足を運んで芸術祭を楽しもう!
一日の始めに検温スポットに立ち寄ることが必須!
新型コロナウイルス感染拡大予防対策のため、エリア内の「検温スポット」で検温や体調確認、マスク着用確認後、作品鑑賞に必要なリストバンドを配布します。
リストバンドがないと作品会場に入場できないので注意!
マナーを守って、安全安心、楽しく芸術作品を鑑賞しましょう★
DATA
越後妻有 大地の芸術祭 2022
- 料金
- 作品鑑賞パスポート:一般4,500円、高校・専門・大学3,500円(~7月29日金は早期割一般3,500円、高校・専門・大学2,500円)、中学生以下無料 ※清津峡渓谷トンネル内作品、北越急行線内作品はパスポート提示で一般のみ割引あり。有料イベントは別料金(パスポート提示で割引あり)
個別鑑賞券:300円~ ※各作品または施設窓口で購入 - 問い合わせ先
- 大地の芸術祭実行委員会事務局
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-757-2637
- リンク
- 越後妻有 大地の芸術祭 2022 ウェブサイト