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360年続く山上染物店オリジナル 北限の茶染め体験をしよう!|村上市

  • 情報掲載日:2022.03.02
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
この看板が目印です
この看板が目印です

城下町・村上で、360年近く続く山上染物店。

「ご先祖様のルーツは姫路らしいです。江戸時代中頃にこの地に店を開いたようです」と語る山上茂雄さんは、実に13代目!!

茶の間部分が登録有形文化財として登録されています
茶の間部分が登録有形文化財として登録されています

建物の母屋部分は城下町独特の建築方法で建てられ、平成19年には有形文化財にも登録されています。

この建物の作りに懐かしさを感じるご年配の方のお客さんも多いんだとか。

手ぬぐいも販売しています
手ぬぐいも販売しています
オーダーメイドののれん
オーダーメイドののれん

代々伝わる手染めにこだわり、一枚ずつ丁寧に仕上げています。

普段はオーダーメイドののれんやはっぴの注文を受け、制作、販売を行なっています。

夏になるとお祭り用のはっぴづくりで大忙しになるんだとか!(冬の落ち着いている時期に体験に来れてよかった~)

さらに、その手染めを実際に体験できるコースも充実しています。

そのなかでも今回は『北限の茶染め』を体験してきました!

さらさらとしたした粉状になった村上茶葉
さらさらとしたした粉状になった村上茶葉

『北限の茶染め』とは、30年前に考案した村上の特産品・村上茶を使った山上染物店オリジナルの染め方のことです。

まずは専用の布に割り箸とゴムを使って絞りを入れていきます。

「布だけで結ぶときは、きつく締めると後で泣くから気を付けてね」と奥さんの玲子さん。

出来上がりの柄をイメージして…と言いたいところですが、この時点では全く分からないので自由な発想で縛っていきましょう!

カメラマンさんもいっしょに、思い思いに絞りました
カメラマンさんもいっしょに、思い思いに絞りました

今度はそれを前日から大きな鍋でグツグツ煮込んだ茶葉をこした茶液のなかに投入!

香ばしさを感じながら待つこと20分…

こうばしい香りに、作業中思わずお腹がグ~~っと鳴ってしまいました(汗)
こうばしい香りに、作業中思わずお腹がグ~~っと鳴ってしまいました(汗)
媒染剤は、酢酸がきいているので、ちょっと酸っぱい匂いがします
媒染剤は、酢酸がきいているので、ちょっと酸っぱい匂いがします
村上茶に漬けた布を入れていきます! 笹団子みたいな見た目…
村上茶に漬けた布を入れていきます! 笹団子みたいな見た目…
計40分ほど待つので、その間山上ご夫婦と雑談。あたたかく、面白いおふたりでした!
計40分ほど待つので、その間山上ご夫婦と雑談。あたたかく、面白いおふたりでした!

茶色くなった布にしっかりと色を入れるため、媒染剤に漬け込み完成!

絞っていた輪ゴムなどを取っていきますが…先ほど玲子さんに言われた”結ぶと後で泣くよ”の意味がここで判明!

かたくなって全然ほどけない!
かたくなって全然ほどけない!
茂雄さんに助けてもらいました
茂雄さんに助けてもらいました

しっかりと模様は入れたいけども、きつく結び過ぎると後で解けなくなるので力加減には注意しましょう。

なんとかすべて解き終わって、ついに模様とご対面!!!

じゃじゃ~ん! 細胞みたいな模様や、サッカーグラウンドみたいな模様になりました
じゃじゃ~ん! 細胞みたいな模様や、サッカーグラウンドみたいな模様になりました

「30年近くやっているけど、これは初めて見るおもしろい柄だね」と奥様の玲子さんからお褒めの言葉も!

完成するまで模様がわからないのが茶染めの面白さであり、魅力でもあります。

ぜひ、自分の柄を見つけ行ってみてはいかがですか?

右から茂雄さんと奥さまの玲子さん。作業中寒いから…とホッカイロをいっぱいくれました
右から茂雄さんと奥さまの玲子さん。作業中寒いから…とホッカイロをいっぱいくれました

DATA

山上染物店
住所
村上市肴町2-17
電話番号
0254-52-3570
営業時間
9:00~17:00
休み
水、第4日休
料金
北限の茶染め体験 ハンカチ (1枚1,600円)
5 名~受付。作業時間は1 時間30 分程度。通年開催。HP または電話にて要予約。汚れてもよい服装と手を拭
くタオルが必須
駐車場
P1台
リンク
山上染物店 ウェブサイト

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