全身をやさしく包み込んでくれる滝/苗名滝
妙高高原には、新緑や紅葉など季節によって違った美しさを楽しめる迫力満点の滝が点在する。
力強く流れ落ちる滝から、心身ともにパワーをもらいに行こう!!
まずおすすめしたいのは、新潟・長野県境にある苗名滝。
「日本の滝百選」にも選ばれるこの滝は高さが55メートルあり、滝から落ちる水音が地響きのように激しいことから「地震滝」とも呼ばれています。
駐車場から滝までは約600メートル、徒歩15分ほどでたどり着きます。
その道のりは、階段を上ったり、足場が狭かったり、激しい水流の上にかかるつり橋があったりと、意外とハード…。
でもその先に待っているのは、絶景です。
落差が大きく水しぶきのように舞ったミストが、「よく来たね」と出迎えてくれているかのように身も心も包み込んでくれます。
全身でマイナスイオンを感じられて夏でも涼しく気分爽快!!
ここまで頑張ったご褒美ですね。
運がいいと虹が見えるかも…?
自然のままの荒々しい滝/惣滝
続きましては、落差80メートルとこのエリア最大級の落差を誇る惣滝。
荒々しい姿の「燕溶岩」と呼ばれる岩壁から流れ落ちるその光景は圧巻!!
燕温泉の源泉からの湯けむりも尊厳な雰囲気を演出しています。
野天風呂「黄金の湯」から徒歩5分ほどの場所にある展望台からの眺めは必見です。
渓谷を流れる大きな滝/不動滝
そして、関温泉街近くの不動大橋の下にあるのが不動滝。
以前はこのエリア最大の滝であったことから別名「大滝」とも呼ばれているが、現在は滝つぼが土砂に埋まり、落差20メートルとこれまでの半分以下に。
滝つぼ脇には眼病に効くと言われている「大滝不動」という不動尊が祀られています。
滝めぐりがてら、こちらにも立ち寄って
ケヤキづくりの社殿の関山神社。
緑の木々に囲まれた境内に足を踏み入れるとすがすがしい空気感を味わえます。
国登録有形文化財の関山神社社殿・宮殿をはじめ、周辺には、石仏群や仏足石などの文化財が点在しています。
滝とあわせて、妙高の歴史にも触れてみよう。