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お酒と料理に注力するべく進化を遂げた、松之山温泉の旅館が話題に!

  • 情報掲載日:2018.10.04
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

日本三大薬湯に数えられる、名湯・松之山温泉。
その温泉街には数々の湯宿や、そば屋、ラーメン屋などの飲食店が軒を連ね、全国各地からの温泉客を迎えてくれます。

今回ご紹介したいのが、2018年3月にリニューアルした「酒の宿 玉城屋」です。場所は、温泉街のほぼ中心に位置しています。

宿の中が全く見えない、ちょっとミステリアスな構えにワクワク感が高まります。いざ、レッツゴー!
宿の中が全く見えない、ちょっとミステリアスな構えにワクワク感が高まります。いざ、レッツゴー!

取材班をまず温かく迎えてくださったのが、4代目番頭の山岸裕一さんです。

山岸さんは、1982年生まれの36歳。やさしい笑顔とやわらかな所作に、早くも心が掴まれちゃったかも・・・(笑)
山岸さんは、1982年生まれの36歳。やさしい笑顔とやわらかな所作に、早くも心が掴まれちゃったかも・・・(笑)

ひゃー、イ・ケ・メ・ン( *´艸`)♡
突然のイケメンの登場にあわあわしましたが、このルンルン気分に乗じていろいろお話を伺ってみたところ、かなりお酒に精通されている形だということが判明しました。

大学時代にお酒の魅力にハマった山岸さんは、その後JSA認定ソムリエ、利き酒師、日本酒学講師、国内でも数えるほどしかいないという酒匠などの資格を取得。「日本酒のコトなら何でも聞いてください」と山岸さんから、頼もしいひと言も。

ということで、この度のリニューアルでは自身の強みであるお酒を前面に打ち出し、食事の面を特に大きく一新! 宿の名前を、代々続く「玉城屋旅館」から「酒の宿 玉城屋」に変わりました。

さあ、酒好き編集部の興味がさらにそそられます。食事といっても、どのように進化したのか山岸さんに聞くと・・・。


「今までの夕食は、旅館らしい和食と地酒などのお酒が楽しめる献立となっていたんですが、春からはそれをフレンチに変更しました。東京の一流レストランで経験を積んだシェフが、地元食材をふんだんに使ったフレンチを提供してくれます」。

フレンチとはびっくり! しかも、そんな凄腕シェフの料理が温泉宿で楽しめちゃうなんてステキすぎます。自慢のシェフも紹介して頂きました。

山岸さんの隣がシェフの栗山昭さん。ふたりが織りなす心躍るディナーとは一体!?
山岸さんの隣がシェフの栗山昭さん。ふたりが織りなす心躍るディナーとは一体!?

栗山さんは地方ならではの食材の個性を大切にしつつ、ちょっとした驚きや感動を味わえる新鮮なひと皿を提供してくれる料理人。山岸さんとタッグを組み、最高のディナーを演出してくれます。

「私たちがお客様に提案したいのは、お酒と料理のペアリングです。特に力を入れているのは地酒ですね。今までお酒単体に目を向けられることが多かったと思いますが、料理とぴったり合うお酒を飲むと、よりおいしさを感じることができます。このベストマッチの感覚を楽しんで貰えると嬉しいです」と山岸さん。

宿泊時のディナーひと皿ひと皿に合わせたお酒を山岸さんがセレクトしてくれる、ペアリングコースを7,000円~用意しています。地酒のみはもちろん、ワインやウィスキーなどさまざまなお酒をオーダーできるメニューもあるので、ぜひ試してみてください。
今回はせっかくなので、ディナーの一例を3品用意していただきました!

『切り干し大根のスープ』と青木酒造(南魚沼市)『雪男 純米酒』。大地の力強い香りと素朴な甘みを感じる切り干し大根のスープに、純米酒の骨太なうまみが絶妙に絡み合う。檜のお猪口を使うことでお酒に上品な香りが移り、樽酒のような上品な香りが加わる
『切り干し大根のスープ』と青木酒造(南魚沼市)『雪男 純米酒』。大地の力強い香りと素朴な甘みを感じる切り干し大根のスープに、純米酒の骨太なうまみが絶妙に絡み合う。檜のお猪口を使うことでお酒に上品な香りが移り、樽酒のような上品な香りが加わる
『バイ貝のコンフィ』と麒麟山酒造(阿賀町)『玉雫 大吟醸原酒』。コリコリのバイ貝をトマトとセロリのソースでいただく。すっきりとしたフルーティーなソースの味わいに、華やかな香りがたつ日本酒を合わせることで、その風味は何十倍にも膨らむ
『バイ貝のコンフィ』と麒麟山酒造(阿賀町)『玉雫 大吟醸原酒』。コリコリのバイ貝をトマトとセロリのソースでいただく。すっきりとしたフルーティーなソースの味わいに、華やかな香りがたつ日本酒を合わせることで、その風味は何十倍にも膨らむ
『メバルのベニエ』と阿部酒造(柏崎市)『REGYLUS』。メバルをさっくりと揚げたベニエには、さわやかな酸味をもつ『REGLUS』を。さらに、提供直前にお酒に炭酸ガスを注入。油分を程よく流し、軽やかな余韻を残してくれる
『メバルのベニエ』と阿部酒造(柏崎市)『REGYLUS』。メバルをさっくりと揚げたベニエには、さわやかな酸味をもつ『REGLUS』を。さらに、提供直前にお酒に炭酸ガスを注入。油分を程よく流し、軽やかな余韻を残してくれる

「酒器やお酒の温度によっても味わいは変わってきます。それがお酒のおもしろさなんですよね。合わせる料理によって、いろんな要素を当てはめて、パズルのようにきれいに合致するイメージでペアリングを考えています。いつも飲んでいるお酒の新たなおいしさや、希少な銘柄との出会いも醍醐味だと思うので、リクエストはどんどんお伝えください」と山岸さん。
ここまでやってくれるお店は数少ないので、記念日や祝い事のディナーで訪れる地元の方も多いそう。

そして、リニューアルはさらに客室にも及んでおりました!
全11部屋のうち、2部屋を改装しました。

ひとつは、源泉かけ流し露天風呂付客室「椿」。
畳敷きとフローリングが同居しています。床や壁など細部にこだわり抜いており、ベッドは高級ベッドメーカー・シモンズ社のものを使用。ベッド脇の照明は、日本酒の升を使った特注の照明が取り付けられています。「酒の宿」らしい演出ですね(^^)/

室内の様子
室内の様子
部屋についている温泉。源泉かけ流しの松之山温泉を、美しい自然の景色と一緒に楽しもう
部屋についている温泉。源泉かけ流しの松之山温泉を、美しい自然の景色と一緒に楽しもう

もうひとつが、貸切風呂付き客室「憩」。
お部屋を出てすぐ近くにある貸切風呂で、温泉を独占できるお部屋です。和の趣を感じられる、落ち着きのある空間は年代問わず大好評。

室内の様子
室内の様子

どちらも、シンプルで居心地よさそうですね。こんな素敵なお部屋に泊まっておいしい食事も楽しめるなんて幸せすぎます( ;∀;)
お部屋でゆっくりお酒を楽しむこともできますよ。どっぷり「酒の宿」を満喫しましょう!

Information

酒の宿 玉城屋
住所
十日町市松之山湯本13
電話番号
025-596-2057
料金
宿泊料金:18,000円+税~
憩の宿泊料金:30,000円+税~
椿の宿泊料金:35,000円+税~
※いずれも1泊二食付き、2名利用時の1名料金、入湯税別
リンク
酒の宿 玉城屋の公式サイトはこちら!

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