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SDGs担当者必見! 未来の新潟に豊かな緑を引き継ぐ「企業の森づくり」とは

  • 情報掲載日:2023.04.13
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

近年、県内でもSDGsへの理解と取り組みに対して前向きな企業が増えています。さまざまな活動がありますが、環境整備や緑化活動もそのひとつです。

そこで今回は、新潟でできるSDGsの取り組み「企業の森づくり」について紹介します。企業のSDGs担当者さんは必読です!

SDGsの観点から注目されている「企業の森づくり」

県土の約7割を森林が占めている新潟県。森林には県土の保全や水源かん養、心の癒し等の機能があり、そのためには緑の循環が大切です。しかし今、手入れ不足による森林の荒廃が危ぶまれています。

そんななか展開されているのが、県民の手で木を植え緑を守り育て、22世紀の県民に緑の遺産を引き継ぐ「にいがた緑の百年物語県民運動」。2001年にスタートしてから20年以上続く、地域に根差した県民主体の活動です。

その一つとして、企業が主体となって森づくりに参加する「企業の森づくり」があり、SDGsに積極的に取り組む県内企業から注目されています。

3月21日(祝)に「けんしんの森づくり」が実施されたので、その様子をお伝えします。

「けんしんの森づくり」とは?

「けんしんの森づくり」とは、新潟縣信用組合(以下、けんしん)が公益社団法人にいがた緑の百年物語緑化推進委員会、および新潟市中央区建設課と連携し、新潟市中央区の西海岸公園一角で行なう森林整備活動です。

3月21日(祝)のキックオフセレモニーには、けんしん赤川理事長をはじめ50人以上の職員、にいがた緑の百年物語緑化推進委員会平山理事長、新潟市中央区日根区長など多くの方々が参加。市民に親しまれる海岸林にするため、その基礎作りとなるクロマツの苗100本の植樹が行なわれました。

この地を「けんしんの森」と名付け、クロマツや海浜性広葉樹の植栽、ニセアカシアなど不適木の除伐、下草刈りなどの森づくり活動を今後10年間にわたり実施していくそうです。

~参加した方々にお話を伺いました~

けんしん本店 営業部長 弦巻 博之さん

Q. 今回どのような経緯で 「けんしんの森」の植樹をすることになったのでしょうか?

A. 県内44店舗をもつ「けんしん」では、各地域の特性を踏まえた高密度な営業活動と地域貢献活動を行なうため、地域毎に10のグループに分けたSGM (スモールグループマネジメント) 活動を展開しています。そのなかで新潟市中央区と西区にある9店舗からなる私たちグループは、メンバーでどのような地域貢献活動をすべきか何度も協議した結果、 新潟市の海岸エリア周辺の森林保全を将来にわたって持続し、市民に親しまれる景観の良い海岸林の基礎を作っていく目的で「けんしんの森づくり」の取り組みを決定しました。

けんしん新潟駅前支店 長谷川 万桜さん

Q. 今後10年にわたり 「けんしんの森」の植樹・育樹活動が続きます。 これからどのようになってほしいと思いますか。

A. 学生の頃から学んできたSDGsについて、 社会人になり今回の「けんしんの森」植樹活動に参加できたことを誇りに思います。 特に今後10年にわたる継続的な活動の記念すべき1年目に携われたことが何より嬉しいです。 今後徐々に緑が豊かになっていくことで、少しでも環境問題の解決に繋がるといいですね。

新潟市中央区建設課維持係 村山 匠さん

Q.本日植樹活動をした「けんしんの森づくり」を契機として、新潟市中央区の森づくりについてどのようにしていきたいと思っていますか?

A.今回植樹したエリアは、もとは植樹活動が行なえるイメージができないほど、藪化してうっそうとしていた場所でしたが、圃場整備を終え、無事に植樹を完了することができ、安心しました。
近年の西海岸公園の管理は、松くい虫の防除対策や被害木の処理等に追われることがメインになっておりましたが、今後は松くい虫の被害跡地の再生や維持管理を官民協働で行なうことで、より身近で親しまれる公園になることを望んでいます。
また、海岸林整備を行なう上では、さまざまな課題が出てくるかもしれませんが、共に最適解を考えながら、取り組みを推進したいと思っております。

「企業の森づくり」のメリットとは

今回「けんしんの森づくり」を紹介しましたが、「企業の森づくり」には以下のようなメリットや活用方法があります。

①社会貢献

森づくりを通して地域社会との関わりを深めることができ、地域の環境保全に貢献できます。

②福利厚生

自然のなかに入って活動することで、健康・レクリエーション、メンタルヘルスとしての活用も可能です。また、環境教育の実施で社員の環境意識を高めることもできます。

③企業PR

社会活動・環境活動に積極的に取り組む企業姿勢をPRでき、新潟県のホームページでもその活動が紹介されます。

④事業活動との連携

売上の一部を森づくりに寄付したり、間伐した材を木工製品として地域に還元したりすることもできます。

「にいがた緑の百年物語緑化推進委員会」は新潟の緑を守り、育てる活動をサポート

今回紹介した「企業の森づくり」は、公益社団法人にいがた緑の百年物語緑化推進委員会が活動をサポートしています。森を救い、地球を救う。誰にでも実感できる社会貢献です。

「『にいがた緑の百年物語県民運動』は、21世紀の100年間をかけて緑の遺産を次の世代に引き継ぐ活動です。ぜひSDGs活動の一環として、多くの県内企業の皆さまにも森づくりに参加していただければと思います」(にいがた緑の百年物語緑化推進委員会 常務理事 小林 猛さん)。

下記の動画とホームページで、委員会の取り組みをより詳しく紹介しています。

DATA

公益社団法人 にいがた緑の百年物語緑化推進委員会
住所
新潟市中央区新光町7-2 新潟県商工会館5階
電話番号
tel.025-290-8055
リンク
にいがた緑の百年物語緑化推進委員会ホームページ

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