皆さん、「ヤングケアラー」を知っていますか?
「テレビCMで見たことがある」という方もいれば、「初めて聞いた」という方もいるかもしれません。
ヤングケアラーとは、法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行なっている子どもとされています。
例えばこんなケースです。
・「障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている」
・「家族に代わり、幼い兄弟の世話をしている」
・「アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している」
・「家計を支えるために労働をして、障害や病気のある家族を助けている」…など。
家族のケアなどを日常的に行なうことで、学校に行けなかったり、勉強や自分の時間がとれなかったり、心やからだに不調を感じるなど負担になっているかもしれません。
県内では新潟県ヤングケアラー支援検討会議やアンケート調査などが行なわれていますが、子ども自身や家族がヤングケアラーという問題を認識してないケースも多いようです。だからこそ、周囲の友人や大人たちが気づいてあげることが重要となります。
もし「自分はヤングケアラー?」「あの子はヤングケアラーかもしれない」と思ったときは、担任の先生やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、さらに県内各市町村にもヤングケアラー支援のための相談窓口が用意されているので、ぜひ頼ってほしいものです。
ヤングケアラーに関する情報や相談先はこちら
その他、下記窓口でも相談することができます。
児童相談所相談専用ダイヤル
(子どもの福祉に関する相談/毎日24時間)※無料
フリーダイヤル 0120-189-783
24時間子供SOSダイヤル
(子どもSOS全般/毎日24時間)※無料
フリーダイヤル 0120-0-78310
まず、より多くの人々が「ヤングケアラー」について知ることから始まります。上記の新潟県や厚生労働省のホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか。