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古くなった施設、利用者が減っている施設…どうする!? 公共施設!|新潟市

  • 情報掲載日:2025.08.04
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

公共施設とは、住民のために国や県、市が建てる施設のことです。
学校や図書館、公民館、文化会館、老人憩の家、保健福祉センターなど、さまざまな種類の施設があります。

公共施設は市民の生活をより豊かにするためにありますが、民間事業者の参入により、利用者数が減るなど、役割が終わりつつある施設もあります。また、管理費の多くは税金でまかなっているため、必要以上に施設があることにより市民の負担になりかねません。

こうした社会の変化に対応していくためには、「これからの公共施設のあり方」を地域の人たちと一緒に考えることが必要不可欠です。自分たちだけでなく子や孫などの将来世代にとっても使いやすく、負担が残らないようにするため、公共施設の量や機能をこれからの時代に合った形にしていくことが大変重要です。

新潟市の公共施設を、将来の市民へ健全な状態で継承していきましょう。

事例/北区役所
古くなった北区役所と豊栄地区公民館の機能を合わせて新しい区役所を設置
古くなった北区役所と豊栄地区公民館の機能を合わせて新しい区役所を設置
事例/潟東地域コミュニティセンター
古くなったコミュニティ施設を潟東体育館に移転・集約し潟東地域コミュニティセンターとして整備
古くなったコミュニティ施設を潟東体育館に移転・集約し潟東地域コミュニティセンターとして整備

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新潟市の公共施設って
どうなってるの??

人口減少と高齢化社会が進行

新潟市の人口は2005年の81万人をピークに減少し続けています。
国の将来推計では、2020~2050年の30年間で約17 万人も減少することが予測されています。

65 歳以上の老年人口は横ばいですが、おもな働き手となる15~64歳や将来の働き手となる15歳未満は約3割も減少し、世代構成のバランスも変化します。

ポイント1/
公共施設やサービスの維持が困難に

人口が減ると税金の収入も減っていきます。限られた税収で今まで通りに公共施設を運営することは難しいです。
また、市民の年齢層が大きく変わっていくことで、必要な公共施設が変わっていくと見込まれます。

ポイント2/
古くなった施設が増えている

新潟市の公共施設は915施設あります(令和5年度時点)。
そのうち半分近くが昭和50年代以前に整備されたもの。老朽化による修繕や建て替えの時期が、今一斉に来ています。

これからの公共施設を
どう考えていけばいいの?

視点1/質の向上

施設の空きスペースを活用し、新たな機能を追加することで、今ある施設の「質」を高めて、使い勝手のよい施設にします。

視点2/量の削減

人口や利用の状況に合った最適な施設の「量」を地域単位で考えます。

視点3/経費の削減

施設の運営方法を見直し、できるだけお金がかからないやり方で、時
代の変化に合った新たな機能やサービスを生み出していきます。

⇒この3つの視点でこれからの公共施設を考えることが大切です。

 

パネル展の様子
パネル展の様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子

地域コミュニティ協議会や地域の人たちと課題を洗い出し、地域の実情に合わせて検討していきます。

見直した施設を
使っています!

「葛塚コミュニティセンター」
を利用するダンスチームの声

「北区の葛塚コミセンや豊栄地区公民館を利用して毎週ダンスの練習をしています。当チームでは小学校低学年から社会人まで幅広い年代のメンバーが、ダンスを楽しんでいます。葛塚コミセンはもともと北区役所だった建物です。区が新しいコミセンをどういう施設にするか検討するときに、利用者として当チームも話し合いに参加しました。さまざまな団体から多くの意見が集まっていました。足音が響かないような防音機能を備えたり、大きな鏡を設置したりするなど、私たちも練習しやすい施設になりました。
北区のさまざまなお祭りやイベントなどで、日頃の練習成果を発表しています。これからも葛塚コミセンでたくさん練習していろんなところで踊っていきます」

 

「曽野木コミュニティセンター」
を利用する子育て応援サークルの声

「2023年の夏から江南区の曽野木コミセンで、赤ちゃんとママたちが集まってベビーマッサージやベビーヨガ、ふれあい遊び、絵本の読み聞かせなどをして楽しんでいます。参加者のクチコミなどで、曽野木周辺の人だけでなく他の区からも集まっています。
私たちが利用している子育ちルームは段差がなく、赤ちゃんの安全に配慮して作られています。同じ敷地内に保育園があり、保育園の送り迎えの時にのぞいて活動に興味を持ってくれた方もいます。
子育ては、大変なことも多いですがとても尊い期間でもあります。これからも曽野木コミセンで、子育てに奮闘するママ同士で楽しくリフレッシュしてもらいたいです」

 

「潟東地域コミュニティセンター」
を運営する潟東地域コミュニティ協議会の声

「2020年に潟東体育館を転用して潟東コミセンが誕生しました。その際、近くにあり古くなった農村環境改善センターと生活体験館を集約し、調理室などの機能も加えました。
体育館は地域のクラブ活動のほか、週末は規模の大きい大会も行なわれています。中・小ホールでは卓球やエアロビクス、舞踊など幅広い世代が活動しています調理室ではさまざまな料理教室もやっていますよ。
当協議会では、潟東コミセンを使ってお祭りやイベントも開催しています。冬に開催する『かもん!カモねぎまつり』や今年も8月16日(土)に開催する『どろんこカップ』は他県から来る人もいるなど、大いに盛り上がります。どちらも潟東コミセンをメイン会場に行いますので、来たことがある人もない人もぜひ見に来てください。
これからも子どもからお年寄りまで多くの方が使いやすい施設となるよう、私たちも工夫して管理・運営していきます」

 

DATA

問い合わせ先
新潟市財産活用課
問い合わせ先
電話番号
025-226-2386
リンク
【市報にいがた】 市報にいがた 令和7年8月3日発行 2844号

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