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にいがた2kmを中心に新しく動き始めたプロジェクトについて紹介

にいがた2kmから新しい風を

  • 情報掲載日:2025.01.06
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

新潟駅周辺から古町をつなぐ都心エリア・にいがた2km(にいがたにキロ)は、現在、大きな転換期を迎えています。昨年には、新潟駅で新バスターミナルが開業し、駅ビルもリニューアル。日本海側の拠点都市としての機能が一段と強化されました。

この好機をいかし、「緑あふれ、人・モノ・情報が行き交う活力あるエリア」を目指して、にいがた2kmを中心にしたまちづくりが進められています。また、都心部の強みと新潟市全域の特色を掛け合わせ、市内外から「稼げる事業」を創出する取り組みも本格化。その動きが、にいがた2kmから新潟市内全域に波及することを目指しています。

今回は、新たに動き始めたプロジェクトについて紹介。4名のキーパーソンに聞きました。

 

地域資源×熱量で新潟でしかできないイノベーションを

●点在する各区の魅力を効果的に発信!
モノクローム新潟/原澤秀明さん

私は以前から、新潟市西区の海岸線の活性化を目指す活動をしていました。活動をするなかで、住んでいる区以外の区のことをあまり知らない市民の方が多く、また、新潟市中央区以外になかなか人が流れていかないように感じていました。市民や観光客の方に各区の特産品や文化などの魅力を知ってもらいたいという思いが、このプロジェクトを始めたきっかけです。

昨年、にいがた2km内でのテスト事業を済ませ、今年の1〜3月には各区で行なわれるイベントに出店する予定です。将来的には、にいがた2km内に8区それぞれのアンテナショップを作ることや、各区のイベントや区役所などで他区の特産品を販売するお店を出していくことが目標です。

アンテナショップでは特産品の販売はもちろん、旅行業者と連携して8区のミニツアーを商品として用意し、購入したお客さんがすぐにでも好きな区へ移動できる仕組みを作ることが理想です。各区の魅力を知る機会や現地に行くきっかけを提供することで、市民の皆さんが地元新潟に誇りを持って自ら新潟市をPRできる未来を目指して頑張ります。

昨年10~12月にテスト事業を実施
新潟市8区のおいしさをお届け! 『ハチク★キッチン』
テスト事業の様子
テスト事業の様子

昨年、にいがた2kmにある万代シテイバスセンタービルの2階で、新潟市8区の特産品グルメを販売するストア『ハチク★キッチン』を出店しました。ストアでは旬の野菜・果物や日本酒のほか、特産品を使ったホットサンド、ソーダなど、週替わりで各区のグルメを販売しました。

 

●酒と発酵蔵に焦点を当てて8区の魅力を深掘る
ネルニード/遠藤智弥さん

このプロジェクトの狙いは、たくさんの人に新潟市8区それぞれを学びや体験を楽しむための目的地にしてもらうことです。多くの人から目的地として選んでもらうためには、場所をアピールするだけでなく、その場所で「どんな体験ができるか」「どんな知識を学べるか」ということを伝えることが大切だと思います。

そこで、蔵ごとに個性があってエリアをまたいで人が回遊できることや、海外からの旅行者にも人気があることなどに着目し、新潟市の日本酒と発酵蔵に焦点を当てた情報集約サイトを作ろうと考えました。サイトの運用は既に始まっています。それぞれの蔵の魅力や酒などに関するイベント情報を載せているので、どなたが見ても楽しんでもらえると思います。

また、さまざまなプロジェクト情報も載せているので、事業者の方にも見てもらい、ビジネスなどいろいろなことに情報を活用してもらいたいです。イベントの開催などで瞬間的に盛り上がるだけでなく、この先もずっと各区の魅力を深掘りし、地域資源の新しい活用の形を追求し続けたいと思っています。みんなで情報を活用し、新潟市の多様な魅力を見つけていきましょう。

新潟青陵大学の学生と連携した取り組み
酒と発酵蔵の魅力を体験できるイベントを開催!

新潟市内の酒や発酵蔵の魅力を学生の目線で伝えるイベント『NIIGATA CITY OCTAGON PARTY』を開催します。当日は実際に飲食を楽しむこともできます。

日程:2月23日(日)
会場:ぽんしゅ館クラフトマンシップ(新潟駅・CoCoLo新潟内)
時間など詳しくは決まり次第情報集約サイトに掲載

 

●eスポーツに強いまちへ
OGIX/神代優太さん

当社は、おもに企業向けのゲーム開発を行なっている会社です。開発したゲームやデータ分析などの知見を、新潟薬科大学に提供し利用してもらうことで、若者に人気のある「eスポーツに強いまち」という新たなブランディングが新潟市秋葉区から市内全体に広まっていったらおもしろいと思ったのが、プロジェクトの始まりでした。

新潟薬科大学は令和9年に新学科の設立を予定しており、タイミングがよかったこともきっかけのひとつです。昨年には新潟薬科大学にeスポーツサークルを立ち上げ、学生メンバーが主体となって市民の皆さん向けにゲーム体験会を開催しました。今年も引き続き、体験会を開催していくとともに、メンバーたち自身もゲームスキルを磨いてeスポーツの大会に出場します。

eスポーツやデータ分析に強い人材を市内で育成できるようになれば、新潟市とゲーム・IT業界のつながりが深くなり、新潟に人・モノ・情報が集まる好循環が生まれると思います。eスポーツを楽しむ文化を新潟に根付かせるために、ゲームのおもしろさや難しさを多くの人に伝えていけるよう、連携する学校や団体を増やしながら、今後も取り組みを進めていきたいです。

大学に提供するゲームを開発
eスポーツで必要な能力を培うゲーム
ゲーム画面
ゲーム画面

格闘ゲームやシューティングゲームなど、ゲームの種類によってプレイヤーに求められる能力は違います。代表的なものでは、格闘ゲームでは反射神経、シューティングゲームでは狙ったところに当てる技術・エイム力が大切だと言われています。

反射神経を鍛えるゲームと、エイム力を鍛えるゲームの2種類をOGIXが開発しました。新潟薬科大学のeスポーツサークルが主催する体験会で、これらのゲームを楽しむことができます。

 

●ファンツアーの聖地・新潟を目指す
新潟管財企画/栗原悠祐さん

近年は、インターネットなど活動の幅が広がったことで、アーティストやインフルエンサーの原石が数多くいます。アーティストやファンたちの交流の場としてファンツアーが行なわれることがありますが、ツアーの企画・開催は容易にできるものではありません。そこで、宿泊施設や飲食店を選んで簡単にツアー企画を発注できるサービスを作り、アーティストの活動を応援したいと考えました。

また、ファンツアーは観光スポットや食など、地域の魅力をツアー参加者たちに感じてもらえるよい機会になるので、新潟市でツアーを開催しやすくすることは大きなメリットになると思ったのもプロジェクトを立ち上げた理由のひとつです。新潟市は人の心が温かかったり、昨年の温泉総選挙・おもてなし部門で1位になった岩室温泉があったりと、ファンツアーにぴったりなまちだと思います。

特にル レクチエや越後姫、ノドグロ、にいがた和牛などの新潟が誇る食を、ツアーで多くの人に味わっていただきたいです。2月中にサービスの開始を予定しています。ファンツアーを通じてアーティストやファンたちに、大切な人と過ごした特別な地として新潟市を心に残してもらえるように頑張ります。

モニターツアーを催行
元アイドルと新潟の食をめぐるツアー
田辺美月さん
田辺美月さん
新潟せんべい王
新潟せんべい王

参加者から意見をもらうモニターツアーとして、今月、新潟県出身のタレント・田辺美月さん(元アイドル・SKE48)のファンツアーを開催します。おおよそ25~30人の参加者を見込んでおり、新潟市北区の新潟せんべい王国や新潟市中央区のイタリア軒、今代司酒造、とんかつ政ちゃん、ピア万代などをめぐります。

今回は、おもに新潟の食の魅力を参加者たちに感じてもらえるツアーになっています。モニターツアーで勢いをつけて、サービスの本格始動を目指します。

 

2月21日(金)に成果報告会を開催!

各プロジェクトの進捗状況やテスト結果などをプレゼンテーションします。また、プレゼンテーション後には意見・情報交換会も行ないます。プロジェクトに興味を持った人・事業者の皆さんは、ぜひ参加してください。

日時:2月21日(金)14:00~17:00
会場:NINNO(新潟市中央区笹口1)
参加費:無料
申し込み:2月19日(水)までに特設サイトから申し込み

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