近年の夏の猛暑、そして急に大雨が降るゲリラ豪雨などの異常気象は、温室効果ガスによる地球温暖化が原因といわれています。気候変動を抑制するために、パリ協定では、地球の平均気温の上昇を産業革命以前の1.5度以内に抑え、2050年ごろまでに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする必要があるとしています。
そんな中、新潟市も2020年12月1日、2050年までにゼロカーボンシティの実現を目指すことを表明しました。
地域の脱炭素をできるだけ早期に実現することは、単に温室効果ガスの排出量削減や気候変動影響の低減といった環境問題の解決に資するだけでなく、地域経済の活性化や快適性の向上など副次的な効果をもたらし、経済・社会的な地域課題の解決にも貢献する可能性を秘めています。
私たちも日常生活でできる省エネルギーな行動に取り組んでみましょう。
まずは”ゼロカーボン"について知ろう!
Q.ゼロカーボンって何?
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林管理などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることです。新潟市は、2050年までにゼロカーボンシティの実現を目指しています。
Q.どうしてゼロカーボンに取り組むの?
食と自然が豊かな新潟市の暮らしを、次世代へ残すためです。環境問題を解決するだけでなく、住みやすいまちを維持することで、人口減少を抑えることにもつながります。温室効果ガス削減に向け、新潟市では電気自動車の導入や建物の省エネ化、再生可能エネルギーの導入などの取り組みを進めていきます。
\やってみよう/省エネルギーな取り組み
省エネルギー・低炭素型の製品やサービス、行動などを選択することを「COOL CHOICE(クールチョイス)」と呼びます。環境に優しいだけでなく、家計の節約につながる場合もあります。
★「COOL CHOICE(クールチョイス)」に関してはコチラから
★COOL CHOICEの例★
★家庭では1つの部屋に集まり、エアコンの稼働台数を減らす
★エアコンのフィルターを小まめに掃除する
★宅配便は、日時指定や宅配ボックスなどを利用し1回で受け取る
★エコドライブをする
(急な加速・減速をしない、余裕のある車間距離を保つなど)
★電気自動車など次世代型自動車への転換を考える
★省エネルギー型の家電や機器を選択する
★住宅の省エネルギー化や再生可能エネルギー・蓄電池の導入を検討する
脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要となってきます。まずは実際に実行できるところから取り組んでいきましょう!
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市環境政策課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1365
- リンク
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市報にいがた 令和5年7月2日発行 2794号