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親子で考える新潟へのUターン

親の本音と子どもの本音 自分の思いを伝えて話し合ってみませんか?

  • 情報掲載日:2023.01.20
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

親の本音と子どもの本音
自分の思いを伝えて話し合ってみませんか?

進学や就職でお子さんが県外で暮らしている親御さんも多いのではないでしょうか。コロナ禍をきっかけにライフスタイルや生活に対する意識が変化してきています。今こそ親子で将来、地元新潟で暮らすことについて話し合ってみましょう!

Uターン経験者の若者と親御さん3組に「新潟へUターンしたきっかけ」について話を聞いてみました。

 

Uターン経験者&親御さん3組に聞いてみました!
新潟へUターンのきっかけは?

お互いが安心して暮らせる毎日に

布矢春花さん(20代 千葉県→新潟市)。関東の大学へ進学し、兄と同居していたが、リモート授業が始まったタイミングで帰省。新卒で新潟市内の会社に就職
布矢春花さん(20代 千葉県→新潟市)。関東の大学へ進学し、兄と同居していたが、リモート授業が始まったタイミングで帰省。新卒で新潟市内の会社に就職

【子】コロナ禍に新潟で過ごした時間にほっとしました

大学に入ったときは、就職は東京でするつもりで、2年の時にはインターンも経験していました。課題が多い学科で大変だったのですが、リモートになって実家で暮らすようになると、家事の負担がないことがすごく助かったし、家族がそばにいてくれることも安心できて、新潟でこういう暮らしをするのもいいな、新潟で就職しようかなと思うようになりました。

母から言われた言葉は、「確かにそうだよな」と思って聞いていましたね。関東にいるときに言われていたら素直に聞けなかったかもしれませんが、実際に新潟に住んで、良さを自分でも実感していた時に言われたことで、すっと入ってきたのかもしれないなと思います。

 

 

布矢智春さん(50代 新潟市在住)。子どもは長男と長女のふたり。兄の長男は大阪の会社に就職
布矢智春さん(50代 新潟市在住)。子どもは長男と長女のふたり。兄の長男は大阪の会社に就職

【親】普段からさりげなく新潟の良さをアピールしていました

娘の大学では、3年生になった春から新型コロナウイルスの影響で授業がすべてリモートになり、往来もしにくくなったことから、卒業まで実家で過ごすことになりました。その年の夏から就職活動が始まったのですが、私としてはやはり心配だし、コロナの流行などもあって新潟にいてほしいなと思い、新聞などで目についた企業を「新潟のこんな企業もいいんじゃない?」という感じで、さりげなく薦めていました。「将来、結婚して子どもが生まれた時、近くにいれば私が手伝えるよ」とか、「東京には新幹線ですぐ遊びにも行けるし、県外の人から新潟はいいところだと言われるんだよね」といった話もしましたね。

近くで見守っていて感じたのは、地元企業や就活の情報を集めることの大変さ。そんな中でも、県から送られてきた新潟での就職に関する情報が役に立ちました。高校在学時に学校を通して送付を希望するかどうか聞かれたもので、登録しておいてよかったと思いました。

 

親のUターン経験を踏まえてアドバイス

田鹿 勝さん(50代 糸魚川市在住)。会社経営。20代の長男と長女がおり、長男は東京で就職。神奈川県の大学に進学した長女が2020 年にUターンし、地元企業に就職
田鹿 勝さん(50代 糸魚川市在住)。会社経営。20代の長男と長女がおり、長男は東京で就職。神奈川県の大学に進学した長女が2020 年にUターンし、地元企業に就職

【親】コロナ禍のリモート勤務で思うような仕事ができない娘

娘は大学を卒業後、関東の会社に就職したのですが、緊急事態宣言真っ盛りの時期で入社式はなく、仕事はリモート、出社も1週間に1回という状況に。意欲を持って仕事に向かっていても、先輩から何も教えてもらえない環境だったようで、ひと月経った頃「このままこの会社にいてもどうなのかな」とこぼすようになりました。ぼそっと「帰ろうかな」と言ったこともあり、「それなら帰ってきたら」と伝えましたが、即答はしなかったですね。本人のなかでも、かなり葛藤があったようです。

【親】選択肢への助言はしても、選ぶのはあくまでも本人

娘には「糸魚川には新幹線もあるし、行こうと思えば2時間ほどで首都圏へ行けるのだから、生活の拠点は糸魚川、遊びに行きたいときは新幹線で行くという生活もいいのでは」という話はしました。私も若い頃は関東で仕事をしていて、都会にいたい気持ちは分かるので、子どもたちがそれぞれ県外に進学したときも「卒業したら帰って来い」とは一度も言いませんでした。あくまでも選択するのは子ども本人で、親にできるのは相談されたときに自分の経験を踏まえてアドバイスすることくらいですね。いまは都会で感じていたようなストレスは無く、楽しく過ごせているようで安心しています。

 

のびのびと子育てをしたくて故郷へ

若林 翔さん(30代 東京都→見附市)。美容師。2020年10月に家族でUターンし、実家で同居。月に1回、東京の美容室でも仕事をしている
若林 翔さん(30代 東京都→見附市)。美容師。2020年10月に家族でUターンし、実家で同居。月に1回、東京の美容室でも仕事をしている

【子】自分のタイミングで行動させてもらえてありがたかった

Uターンしてきたのは、ちょうど30歳を迎えたときです。いずれは新潟に戻るつもりでしたが、実際に帰るきっかけになったのは、子どもが生まれたこと。自分が育った土地で、のびのびと子育てしたいと思っていたからです。あとは地元に仲の良い友人が多いので、それも戻りたいと思っていた理由です。妻は東京出身ですが、結婚するときに、いつかは新潟に帰るつもりであることは伝えてありました。

母には東京に行くと言った時も反対されなかったし、戻ると伝えたときも「いいよ」という感じ。自分のタイミングで行動させてもらえて、とてもありがたかったです。いまは家族経営だからこそですが、自分の都合で仕事の時間を決めさせてもらっています。定期的に東京に行って仕事をすることで、都会の流行スタイルなども勉強させてもらっていることにも感謝しています。

 

若林洋子さん(60代 見附市在住)。美容室を経営。Uターンした長男も一緒に働いている
若林洋子さん(60代 見附市在住)。美容室を経営。Uターンした長男も一緒に働いている

【親】本人にすべて任せ、親からは何も言いませんでした

長男は美容師として仕事に専念したいということで、上京してサロンに勤めていましたが、いつかは新潟に帰ってくるつもりだったようです。私はすべて本人に任せていたので、「そろそろ帰ってきたら」といった言葉をかけたことは一度もありませんでした。

東京に行くときも、帰ってくるときも、決めたことを報告してくるという感じでしたね。帰ってきて一緒にお店をやってくれることで助かっていますし、安心はしました。孫も一緒に暮らしているので、人からは「賑やかでいいね」とよく言われます。

 

親子で話し合うときの大切なポイント!

①子どもの気持ちを尊重し、求められたらアドバイス

Uターンや就職・転職について、心配のあまり、親が口を出したくなることもあるかもしれませんが、人生に関わる選択を行うのは子ども自身。本人の意思を尊重し、温かく見守ることが大切です。相談されたときには、押し付けではないアドバイスを送りましょう。

②最近の就職活動の様子について理解しておく

最近の就職活動は、親世代の頃とはかなり変化しています。自己分析をしてのエントリーシートの作成や、採用試験ではグループ討議がある等、内定までの道のりは大変です。そうしたプレッシャーの中で就活に取り組んでいることを理解しておくことが、お子さんと話をする上ではとても大切です。

③さりげなくUターンに関する情報を伝える

新潟にはUターンした人が活躍できる会社がたくさんありますし、新卒、転職ともにUターン希望者向けのイベントなども開催されています。そうした情報を見つけたら、さりげなく伝えておくことが親子共通の話題にもなり、お子さんが行動するきっかけにもなるかもしれません。

④交通費などの経済面で支援できることを伝える

特に県外に進学した学生が就職活動する際、新潟の企業も視野に入れるとなると県外と新潟を行き来する交通費や時には宿泊費などが大きな負担となります。就活が忙しくなるとアルバイトに割く時間も減るので「交通費や宿泊費などは県の支援が利用できるよ」等と伝えることでハードルをひとつ下げることができるでしょう。

 

新潟で暮らす! 働く! をサポートします

【U・Iターン/相談窓口】にいがた暮らし·しごと支援センター

新潟県へのU·Iターンに関するワンストップ窓口です。「暮らし」と「しごと」の両面から、一人ひとりのニーズに合わせてサポートします。社会人の方はもちろん学生の方も、書類添削を含め担当者制で個別相談ができます。

 

【U・Iターン/支援制度】県外学生の方向け
県内就職活動等の交通費· 宿泊費補助

県内企業の説明会やインターンシップ等に参加するために来県する場合の交通費·宿泊費を補助します。補助金額は対象経費の1/2に相当する額 最大3万円(1回あたり上限1万円、年度内3回まで)。

 

【Uターン/支援制度】社会人の方向け
Uターン転職者の奨学金等返還支援

若者の奨学金返還を支援します。対象者は、新潟県内に転入· 就業し、在学中に貸与を受けた日本学生支援機構奨学金等を返還している30歳未満の方。助成金額は、最大120万円(年間20万円まで、最長6年間)。詳細はコチラから

DATA

問い合わせ先
新潟県しごと定住促進課
問い合わせ先
電話番号
025-280-5635

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