新潟も一気に寒くなり、暖房を使い始めた方も多いのではないでしょうか?
11月9日~15日は「全国秋の火災予防運動」の実施期間、11月9日は「119番の日」となっています。実は秋は、暖房器具を使い始めるため火災が起きやすい季節なのです。
いつもより防火意識を高め、命や財産を守りましょう。
今回は、防災について学んでもらうためにクイズ形式で「防災」に関することを紹介していきたいと思います。
突然ですが防災についてのクイズです!!
(「○マル」か「×バツ」で答えてください)
Q1.新潟市内の住宅火災の原因は「電気関係」が一番多い?
答えは「○マル」
火災原因の1位は電気関係です
昨年新潟市内で発生した火災129件の原因のうち、約2割が電気関係によるものでした。コンセントのプラグにたまったほこりに空気中の湿気が吸収されて出火する「トラッキング現象」に注意が必要です。犬などのペットが電気コードをかじり、むき出しになった導線がショートして火事になった事例もあります。
Q2.ストーブ火災の出火元は「灯油ストーブ」が一番多い?
答えは「×バツ」
電気ストーブが一番多い
電気ストーブをつけたまま就寝し、布団の端がストーブに触れて出火した事例があります。電気ストーブは手軽で安全なイメージがありますが、灯油ストーブなどと同様の注意が必要です。下記の「火災から命を守る10のポイント」を参考に、火災を防ぎましょう。
Q3.火災を発見したら、まずは大きな声で「火事だ」と叫ぶ?
答えは「○マル」
まずは大きな声で「火事だ!」
火災に遭ったら落ち着いて次のように対応しましょう。
1.大声で周りに知らせ、119番通報をする
一人で火を消そうとすると、逃げ遅れたり通報が遅れたりして被害が大きくなる可能性があります。まずは火災が起きたことを周りに知らせましょう。
2.すぐに消火できそうなら消火器を使う
火に近づき過ぎないよう注意しながら、消火器を火元に向けて噴射しましょう。また、油には絶対に水をかけてはいけません。
3.火が天井に達する前に逃げる
天井まで上がった火は消火器で消すことはできません。すぐに避難しましょう。
【通報のポイント】
・指令員の問いかけに落ち着いて答える
・火事か救急か伝える
・現場の住所、目印になる建物などを伝える
・火事や傷病者の状況を伝える
・通報者の名前と電話番号を伝える
【安全に避難するために煙に気を付けよう】
火災の煙には有毒ガスが多く含まれています。避難時は煙を吸い込まないよう姿勢を低くし、ハンカチなどで鼻と口を覆いましょう。
Q4.「住宅用火災警報器」は設置しなくてもよい?
答えは「×バツ」
住宅用火災警報器の設置は義務
火災警報器は全ての住宅に設置することが義務付けられています。火災警報器の設置がある場合の死者数や焼損面積は設置がない場合に比べて少なく、命や財産を守るために非常に有効です。
【消防職員が火災警報器を取り付けます】
対象:対高齢者や障がい者のみの世帯で、自身で取り付けが難しく、家族・近隣の人などによる支援を受けられる見込みのない人(火災警報器本体は、各自事前に購入しておいてください)
問い合わせ:各消防署
【住宅用火災警報器の3カ条】
1.半年に1回、点検用のひもやボタンで作動確認をする
2.半年に1回、ほこりを取り除く
3.部品の劣化や電池切れで火災を感知しなくなる場合があるため、10年たったら本体を交換する
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市消防局予防課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-288-3230
- リンク
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市報にいがた 令和4年11月6日 2778号