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翡翠(ヒスイ)が「県の石」に! どんな石なのか皆さん知ってますか?

新潟県のシンボル

  • 情報掲載日:2022.11.03
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

糸魚川市に国内最大産地がある宝石「翡翠(ひすい)」令和4年11月4日に「県の石」に指定されます。「新潟のシンボル」として6番目のシンボルとなります。

●翡翠(ひすい)とは?

翡翠(ひすい)は宝石の一種で、東洋で人気の高い宝石です。古くから日本で広く利用され、考古学的に重要であり、地質学的にも日本のような沈み込み帯でのみできる「日本ならでは」の石なのです。

▪美しく色鮮やかな宝石の一種
▪色は、有名な緑の他に、白・薄紫・青・黒など
▪堅く、強靭。ダイヤモンドよりも壊れにくい
▪2016年に「日本の石」(国石)に選定された
▪石の色がカワセミ(翡翠)の羽の色に似ていることから、カワセミの漢字(翡翠)をあてて、中国でヒスイと呼ばれたのが名前の由来。翡翠の二文字はカワセミの雄と雌をそれぞれ表している

 

どうしてヒスイが「県の石」になるの?

●世界最古の歴史!

国内の遺跡から出土したヒスイは全て糸魚川産であることが判明しています。なかでも糸魚川市大角地(おがくち)遺跡(縄文時代前期)からは、マヤ文明よりも古い、世界 最古のヒスイ加工品が発見されました。糸魚川市のほか、村上・胎内・見附・長岡・柏崎・上越市などでもヒスイの装身具が出土し、また全国的にも北海道から沖縄県まで流通したことが分かっています。ヒスイの加工品は、新潟県から日本全国に広がっており、最古級の日本海交易を示すものといえます。

●国内最大の産地!

■国内で11か所あるヒスイ産地のうち、新潟県は最大の規模を誇るとともに、宝石の素材となる透明度が高い良質なヒスイが産出される唯一の産地です。

■糸魚川市の小滝川や青海川のヒスイ峡は国の天然記念物であり、ユネスコ世界ジオパークの構成資産にもなっています。

このような、歴史的・文化的価値や独自性などから、「県の石」に指定されることが決まりました。

※「翡翠の『県の石』指定に係る検討委員会」で「県の石」とすることが妥当であるとされました。

 

フォッサマグナミュージアムの竹之内 耕 館長に
ヒスイのあれこれについて聞いてみました!

フォッサマグナミュージアム・竹之内 耕 館長
フォッサマグナミュージアム・竹之内 耕 館長
●ヒスイの誕生は約5億年前!

ヒスイは地上から何十キロも深い、地下深部のプレートが沈み込む場所で生まれた石で、その生成過程は日本列島誕生の一部を物語るものです。フォッサマグナがヒスイを生んだと勘違いされることもあるのですが、フォッサマグナは 2,000万年前の出来事で、ヒスイが出来たのは5億年前。フォッサマグナができる随分前にヒスイは誕生しているのです。ただ、フォッサマグナが隆起して山を作ったとき、同時にヒスイを含む地層も地表に持ち上げられ、それが川によって削られ、ヒスイが露出しました。そういう意味では糸魚川産ヒスイとフォッサマグナとは関係が深い、とも言えますね。

●実は忘れられていた!?

糸魚川がヒスイの産地であることは長く忘れ去られていて、改めて発見されたのは昭和10年代です。きっかけは、糸魚川出身の文人・相馬御風が、「古事記」にある奴奈川姫伝説や「万葉集」の「ぬなかわの底なる玉」という歌から糸魚川に産地があると想像し、地元の人に探索を依頼したことでした。

●ロマンと魅力がつまった石

ヒスイは古代の人々から大切にされた、彼らの精神世界を物語る石であり、歴史的なロマン、宝石としての魅力など、見る人の興味によって、さまざまな切り口で楽しめる石だと思います。

●産地の保護・保全を

糸魚川市のヒスイ峡と呼ばれるヒスイの産地では、巨大なヒスイの原石を見ることができます。ヒスイ峡は国の天然記念物に指定されていて、岩石を採取することはできません。また、海岸でヒスイ探しをする際は、拾うのは手のひらサイズの石のみにして、大きな石は拾わないでください。貴重な「県の石」・「日本の石」であるヒスイを未来へ伝えていけるよう、ひとり一人がマナーを守り、産地の保護・保全に努めましょう。

 

【フォッサマグナミュージアム イベント情報】

『みんなのヒスイ展』
糸魚川市民の皆さんなどが所有する糸魚川産のヒスイを展示しています。思い出が詰まった秘蔵のヒスイに出会えるかも!

開催:9月3日(土)〜11月30日(水)
時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
会場:フォッサマグナミュージアム(糸魚川市大字一ノ宮)
入場料:無料(ただし企画展の入場のみ)
電話:025-553-1880

 

ヒスイ探しのガイドにお話を聞いた私のお気に入りヒスイ!
海岸でヒスイ発見!?

エマ・ロングホーンさん。「押上海岸の波打ち際で拾った小さなヒスイです。波に磨かれてすべすべで、見れば見るほどかわいいですね」。
エマ・ロングホーンさん。「押上海岸の波打ち際で拾った小さなヒスイです。波に磨かれてすべすべで、見れば見るほどかわいいですね」。

「ヒスイは誰でも探すことができる宝石だということが魅力。海が荒れた2日後、海岸に打ち上がりやすいです。探しに行く前に、機会があればヒスイの標本を手に取って細かく見て 、ヒスイの特徴を覚えていきましょう。貴重なヒスイが身近にある糸魚川の豊かな自然が大好きなので、皆さんにもこの自然を大切にしながら楽しんでほしいです。」

 

古見 浩さん。「ツアーガイドでヒスイを説明するとき、見本としてお見せする相棒です。ヒスイらしい白×緑の色が気に入っています」。
古見 浩さん。「ツアーガイドでヒスイを説明するとき、見本としてお見せする相棒です。ヒスイらしい白×緑の色が気に入っています」。

「ヒスイは角ばっていて、他の石よりも重みがあります。水に濡れているヒスイは青白く輝いて見え、乾いたときには表面にキラキラした結晶が見えるのが特徴です。また、乾いても他の石と違って表面がスベスベしています。ヒスイは緑や白以外に黒やグレーの石もあって、どれもとてもきれいです。海岸に通ううちに、ヒスイの『顔』が分かるようになりますよ。」

 

知っていますか? 新潟県のシンボル

令和4年11月4日に「県の石」に指定される「翡翠(ひすい)」のほかに、新潟県には「新潟県のシンボル」が5つあります。そのシンボルは新潟県民であればよく耳にする花や木、鳥などです。

 

県の花「チューリップ」(昭和38年8月23日制定)
撮影:中村 脩
撮影:中村 脩

切り花の出荷量は平成4年から全国トップ。最大の産地は新潟市で、球根栽培が盛んな胎内市、五泉市でも生産しています。県が開発したオリジナル品種もあります。

県の木「雪椿」(昭和41年8月27日制定)
撮影:中村 脩
撮影:中村 脩

日本海側の雪の多い地帯に自生し、雪の中で も緑を見せる生命力があります。雪椿が初めて発見され、命名の地でもある阿賀町では、オイルやハンドクリーム、ジェラートなど、雪椿由来の商品も販売されています。

県の鳥「朱鷺」(昭和40年9月13日指定)
提供:新潟県佐渡トキ保護センター
提供:新潟県佐渡トキ保護センター

国の特別天然記念物。日本産の朱鷺は絶滅してしまいましたが、中国から贈られた2羽の人工繁殖から始まり、現在では毎年数十羽のヒナが育ち、佐渡で放鳥が続けられています。

県の草花「雪割草」(平成20年3月1日指定)
撮影:中村 脩
撮影:中村 脩

新潟県は雪割草の国内最大の自生地。一時は絶滅も危惧されましたが、保護活動によって守り育てられています。 毎年、県庁の森で植栽会を行っています。

県の鑑賞魚「錦鯉」(平成29年5月5日指定)
提供:鱗光
提供:鱗光

新潟県は錦鯉の発祥地であり、関連する事業者数も全国トップ。新潟が誇る文化の一つであり、世界各国にも愛好者がいるほどです。輸出額はなんと約27億円!(令和3年)

 

【TOPICS】世界錦鯉サミット併催イベント
『クールジャパンEXPO in NIIGATA』開催

新潟が誇るクールジャパンコンテンツ(錦鯉、グルメ、日本酒、漫画・アニメ、伝統工芸品など)を見て、食べて、買って楽しめます。

開催:11月5日(土)・6日(日)
時間:10:00〜17:00
会場:朱鷺メッセ
入場料:無料
内容:錦鯉展示、飲食販売、物産販売、ステージイベント など
問:新潟県政策企画課 TEL.025-280-5269

イベントの詳細はコチラから!

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