「1人1日おにぎり1個」
実はこれ、日本で捨てられている食べ物の量。これが「食品ロス」の現状です(「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食べ物のこと)。新潟市の家庭から出された燃やすごみのうち、約1割が食品ロスです。年間で約1万4千トンの食べ物が捨てられていることになります。
近年は減少傾向にあるものの、まだ多くの食べ物が破棄されており、引き続き食品ロス削減への取り組みが必要です。
新潟市の家庭から発生した燃やすごみの内訳(令和3年)※速報値
作り過ぎによる「食べ残し」や消費期限切れの「手付かず食品」、皮を余分にむく「過剰除去」が食品ロスの主な原因となってますね。
●「もったいない」精神で食品ロス削減
せっかく買った食べ物を捨てることは、お金を捨てることと同じです。食品ロスを減らせば家計の節約にもなります。また、余った食べ物はごみとして焼却処分されます。ごみを燃やすときに発生する二酸化炭素は地球温暖化の防止にっもつながります。私たち一人一人が食べ物の大切さを考え、「もったいない」精神で食品ロスを減らす取り組みをしていきましょう。
食品ロスを減らす3つのポイントをお教えします!
ちょっとした工夫で食品ロスを減らすことができます。家計にも環境にも優しい生活をしてみませんか?
POINT1/効果抜群! 冷蔵庫を整理しよう
・野菜、肉、魚、調味料など種類ごとに置く場所を決める
・中身の見える透明な容器や袋で保存
・半年に1回、冷蔵庫内の整理と掃除をして消費期限を確認
・冷蔵室に入れる物は最大容量の50〜70%程度にし、空きスペースを作る
●家庭で余った食品などフードドライブに協力を
常温保存が可能で、賞味期限まで1ヶ月程度ある未開封の食品を寄付してください。少量からでも受け付けています。(問:NPO法人フードバンクにいがた事務局/tel.025-282-7374)
フードドライブとは?・・・家庭で余っている未使用の食品などを持ち寄り、福祉施設や団体などに無償で提供する取り組みです。
POINT2/買ったものを忘れずに! 計画的に買おう
買い物の前に、家にある食材を確認。すぐに使うものは食品棚の一番前から取る。「お得だから」と買い込み過ぎず、使い切れる分だけ買おう。
POINT3/食べ切るために! 調理を工夫しよう
・中途半端に残っている食材から使う
・週に1回、冷蔵庫に残った食材を使い切る
・買ってきた食材は下ごしらえをしてから保存する
「もったいないレシピ/冷蔵庫お片付けBOOK」をチェック
食品ロスを減らすためのアドバイスを載せています。新潟市ホームページに掲載しているほか、食育・花育センターや区役所区民生活課で冊子を配布しています。
「フードシェアリング」で商品をお得に買おう
KURADASHI(クラダシ)が運営する社会貢献型ショッピングサイトでは、食品メーカーや小売店、農家などが元々廃棄していた規格外品などを通常より安く買うことができます。商品をお得に買えるだけでなく、食品ロスの削減に貢献できます。購入方法など詳しくはサイトを確認してください。
フードシェアリングとは?・・・売れ残りなど、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を必要としている人につなぐことで、食品ロスを減らす取り組みです。
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市循環社会推進課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1391
- リンク
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市報にいがた 令和4年6月19日発行 2769号