「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」
ここ数年、ニュースでよく耳にするワードですね。日本では、台風や集中豪雨などによって、毎年のように水害が発生しています。新潟県内でいうと、平成16年7月13日に起こった「三条市7.13水害」が皆さんの記憶に残っているのではないでしょうか。
水害による被害を少なくするために重要になってくるのが、自治体などの行政と住民一人ひとりの取り組み(備え)です。今回は、水害から身を守るために家庭で今から準備できることを紹介していきたいと思います。ぜひこの機会に「水害」について家庭で話してみましょう。
身を守るために今から準備できること
【STEP1】水害の危険性を「ハザードマップ」で確認しよう
災害の危険性を中学校区ごとにまとめた「総合ハザードマップ」を新潟市ホームページに掲載しています。まずは、自分の住む地区の総合ハザードマップを見て、大雨による水害の危険性を確認しましょう。
【STEP2】「避難情報」を知って、避難するタイミングを考えよう
高齢者や妊婦など移動に時間のかかる人は、警戒レベル3「高齢者等避難」が避難のタイミングです。警戒レベル4「避難指示」が出たら、全員がすぐに避難してください。警戒レベル5「緊急安全確保」の状態では安全な避難ができない可能性があるので、すぐに命を守るための行動を取ってください。
大雨のときは、避難情報をすぐ受け取れるようにテレビやインターネットを小まめに確認しましょう。感染症などの対策として、自宅の上階や親戚・知人の家など避難所以外の避難場所も検討してください。
【STEP3】家族と避難行動を話し合おう
自宅で避難することも想定して、上階に家庭内備蓄を用意しましょう。避難所へ移動するときは夏場でも長袖長ズボンを着用し、傘やつえなどを使って足元の危険を調べながら歩くと安全です。
1.避難所以外で避難できそうな場所
自宅の上階、親戚・知人の家など
2.避難するときの持ち物
リュックに入れるなど、すぐに持ち出せるようにしておく
※青字は感染対策用品
・マスク(ない人はハンカチやタオル)
・消毒液(石けん)、ウエットティッシュ、体温計
・上履き(スリッパ)
・水、食料、薬、生活用品
・衣類、おむつ
・携帯電話、モバイルバッテリー
・懐中電灯、携帯ラジオ、電池
・身分証明書、お金、通帳、はんこ
・ごみ袋 など
3.雨が強くなる前に準備すること
病院に薬をもらいに行く、携帯電話・モバイルバッテリーを充電するなど
4.避難するときに気を付けること
ガスの元栓を閉めブレーカーを切る、動きやすい服に着替える、近所の高齢者に声をかけるなど
★家庭内備蓄についてはコチラから
災害情報を入手しよう
テレビやラジオ、新潟市ホームページのほか、次の手段でも情報を受け取れるようにしておきましょう。
■にいがた防災メール
避難のお知らせや大雨・大雪情報、震度5以上の地震情報などがメールで届きます
→登録はコチラから
■新潟市危機管理防災局Twitter(ツイッター)
避難情報などを随時発信しています
→フォローはコチラから
■新潟市LINE(ライン)公式アカウント
避難情報が受け取れるほか、避難所やハザードマップ、防災対策について調べることができます
→友だち登録はコチラから
地震への備えも忘れずに
昭和39年の新潟地震の発生日時に合わせて、6月16日(木)に全市一斉地震対応訓練を行ないます。詳細はコチラから
■地震対応訓練(13時2分)
/身を守る行動を取る 地震の発生を想定し、まずはその場で身を守る行動を取りましょう。揺れが収まったら慌てずに火の始末をし、いつでも避難できるよう玄関のドアや窓ガラスを開けて避難経路を確保しましょう。
■情報伝達訓練(13時3分)
/緊急速報をメールなどで一斉配信 実際の災害時と同じ方法で情報を配信します。自分がどのような手段で情報を受信できるか確認しましょう。
問:新潟市危機対策課 TEL.025-226-1146
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市防災課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1143
- リンク
-
市報にいがた 令和4年6月5日発行 2768号