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県産材を使用した糸魚川市駅北復興住宅を見学してきました!

  • 情報掲載日:2022.03.02
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

201612月に糸魚川市で発生した大規模火災。皆さんも覚えていると思います。復興の取り組みの一つとして建てられた糸魚川市駅北復興住宅に県産材が使われているんですよ!

県産材とは、、

「新潟の森林で育った木を伐り、加工した木材のこと」

こちらの糸魚川市駅北復興住宅は全18戸、2棟構成の3階木造耐火構造の建物で、市民のための交流スペースや訪問診療所が併設されています。

板張りの外壁や柱をはじめ、廊下の大きな庇や床、手すりや目隠しにも県産材(糸魚川産スギ)がふんだんに使われています!

棟の間にある「ナカニワ(中庭)」と棟を南北に通り抜けられる道「コウジ(小路)」が特徴的な間取りは、江戸時代の長屋のように住民同士が顔をあわせコミュニケーションができるデザイン。

住民同士の見守りと交流を目指した「ナカニワ(中庭)」。写真左の1階手前側の交流スペースは近所の人も利用できる
住民同士の見守りと交流を目指した「ナカニワ(中庭)」。写真左の1階手前側の交流スペースは近所の人も利用できる

「被災された方のための住宅なので、木のぬくもりで気持ちよく暮らしてもらえたら」と話すのは、案内をしてくれた糸魚川市農林水産課の渡辺千鶴さん。

「コウジ(小路)」では、ワークショップ「木棒(きぼう)アートプロジェクト」で、地元の子どもたちが手すり材に糸魚川の海と山をテーマに描いたアートワークを見ることができるんですよ。

コウジの壁に飾られた「木棒(きぼう)アート」。棒には復興の願いを込めて糸魚川の海や山が描かれている
コウジの壁に飾られた「木棒(きぼう)アート」。棒には復興の願いを込めて糸魚川の海や山が描かれている

東側の道路沿いスペースに設けられた憩いのテラスや2階の展望テラスなど、木を活かした空間は住居者以外も楽しむことができます。

現在、新型コロナウィルス感染症予防のため、テラスでのイベントは中止になっていますが見学はいつでもOK!

2階の展望テラスから海を望むことができる
2階の展望テラスから海を望むことができる
窓から海が見える2階の部屋。床と壁の一部、ふすまにも木を使っている
窓から海が見える2階の部屋。床と壁の一部、ふすまにも木を使っている

「糸魚川産の木をこんなに使った建物は少ないので、建物見学をきっかけに糸魚川産の木の流通と普及につながることを願っています」と渡辺さん。

糸魚川に来たときはぜひ、立ち寄ってみてください🚗

「住宅ですが見学時にコウジやナカニワを通っても大丈夫です」と糸魚川市農林水産課の渡辺千鶴さん
「住宅ですが見学時にコウジやナカニワを通っても大丈夫です」と糸魚川市農林水産課の渡辺千鶴さん

県産材に関する最新情報や支援情報は、下記サイトよりご確認いただけます!

DATA

糸魚川市駅北復興住宅
住所
新潟県糸魚川市大町1-6-6
電話番号
025-552-1511(糸魚川市農林水産課)
リンク
緑(森林・林業)の窓口​
備考

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