冬は冷え込みや乾燥することもあり、高齢者にとってたくさんの危険が潜む季節でもあります。特に多いのが、入浴中の事故、そして餅での窒息です。このような事故を起こさないために、事前に予防し、発生した時は慌てず冷静に対処しましょう。また、万一に備えて応急手当をここで学びましょう。
★とは言え、意識がない、普段と様子が違うときはすぐに119番通報です!!!
入浴中の事故(ヒートショック)
★ヒートショックとは??
急激な温度変化により血圧が変動することで起こる健康被害です。失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、実は新潟市内で毎年100人以上が亡くなっているんです(怖い…ですね…)。
●どんな人がなりやすい?
・熱い湯や長湯が好きな人
・高血圧、糖尿病、不整脈などの持病がある人
●予防のポイント
・脱衣所を暖める
・風呂のふたを開けておく
・湯温は41度以下にする
・食後、飲酒後、服薬後すぐの入浴は避ける
・入浴前に水分補給をする
※トイレや廊下などでも発生しやすいので、部屋を移動するときは上着を着る
●応急手当
・湯に溺れないように浴槽の栓を抜き、浴槽から引き上げる
・呼吸がない、または判断に迷うときは胸骨圧迫を行なう
餅での窒息
●どんな人がなりやすい?
・食事中むせることがある人
・かむ力、のみ込む力が弱い人
●予防のポイント
・のみ込みやすい大きさにする
・食べるときはよくかむ
●応急手当
1.背部叩打法
手の付け根で肩甲骨の間を強くたたく(背部叩打法)
2.腹部突き上げ法
後ろから持ち上げ、腹部を上方へ圧迫する(腹部突き上げ法)
※反応がなく、呼吸がない、または判断に迷うときは胸骨圧迫を行なってください
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市消防局救急課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-288-3260
- リンク
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市報にいがた 令和3年12月5日発行 2756号