12月に入り、だんだんと本格的な冬に近づいてきました。そうなると雪国・新潟に住む私たちが心配になってくるのが大雪です。今年の1月・・・大変でしたよね。大雪は一種の災害です。新潟市ではそんな災害に備えてさまざまな除雪体制を整えています。今回は、新潟市が取り組む除雪体制をはじめ、私たちができる大雪に対する備えなどを紹介していきます。
今年もみんなで力を合わせ冬を乗り越えましょう!
新潟市の除雪体制ってどうなってるんだろう?
今年1月の大雪を受けて、有識者や関係団体などから広く意見を集めるため、「新潟市除雪体制等検証会議」を設置しました。会議で検討された除雪の改善策を取りまとめた提言書を基に、除雪体制の見直しを行いました。
●主な取り組み
・優先順位に沿った除排雪の実施
・雪捨て場を増設し、効率的に運用
・関係団体との応援体制の拡充
・市民への情報発信体制の強化
そして新潟市では、冬期の安全な道路交通確保のために、除雪路線や出動基準などを定めた「道路除雪計画」を毎年策定しています。この計画に基づき、事業者に協力してもらい除雪作業をします。また、除雪本部を設置し、国や関係機関と連携しながら道路除雪を行ないます。限られた時間で除雪作業を行なうため、皆さんの協力が必要となります。
新潟市の出動基準と除雪方法って??
●出動基準
車道除雪は積雪量が10cm以上、歩道は20cm以上になったときに出動します(交通量の多い一部の幹線道路は積雪量5cm以上で出動)。また、風雪や地吹雪で吹きだまりが発生したときにも出動します。
●除雪方法
新潟市では、雪を道路の両脇に寄せる「かき分け除雪」が基本です。これは、渋滞や一般車との事故を避け、夜間の限られた時間で多くの距離を除雪する必要があるためです。
★新潟市民の皆さんへのお願い
・除雪車が通過した後は玄関先に雪が残り、出入り口をふさぐことが あります。自宅前などの除雪への協力をお願いします。
・生活道路の除雪は「1車線確保」が原則です。車は譲り合って走行してください。
降雪期のバス運行はどうなる?
降雪期の路線バスの運行確保のため、新潟市と新潟交通との連携により非常時運行体制を実施する場合があります。これは、豪雪時に道幅が狭くなるなど、安全・確実な運行体制が取れないときに近くの幹線道路に迂回して運行するものです。対象路線は新潟交通のホームページで確認するか問い合わせてください。
問:新潟交通バスセンター案内所 TEL.025-246-6333
道路除雪PRパンフレットをぜひご活用ください!
新潟市の道路除雪や冬期に役立つ情報についてまとめた「にいがた『ゆきみち』ガイド」を順次各世帯に配布しています。雪への備えをお願いします。
※新潟市ホームページにも掲載。区役所建設課でも配布
みんなで大雪に備えましょう!
大雪は災害です! 近年、新潟市での雪の降り方は極端化しており、短時間で集中的に降る傾向があります。今年1月には、わずか10日間で150cmも積もり、災害級の大雪となりました。
大雪時には、降雪による交通渋滞の発生、公共交通の運休、歩行の危険、ライフラインの寸断など、市民生活にさまざまな影響が出ることが予想されます。大雪時には外出を控え、命を守る行動をしましょう。
私たちができる大雪に備える大切なポイントは?
●日頃から雪や天気などの最新情報を入手する
●各世帯に順次配布される大雪時の大切なお知らせ「大雪は災害!」を確認する
※新潟市ホームページにも掲載。区役所建設課でも配布
●日頃から備蓄品などをそろえておく
●降雪時は時間に余裕を持った行動をする
●大雪時には外出を控える
●車で外出するときは万全の準備をする(タイヤチェーン、スコップ、スノーブラシ、毛布、懐中電灯、食料や飲料など)
●災害情報などの入手のため、新潟市防災メールに登録、または「新潟市LINE公式アカウント」を友だち登録する
大雪時は道路除雪が遅れる場合があります。
皆さんの理解と協力をお願いします!
DATA
- 問い合わせ先
- 新潟市土木総務課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-3017
- リンク
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市報にいがた 令和3年12月5日発行 2756号