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東日本大震災発生から10年。日頃から防災意識を高めておこう

災害時に備えて避難行動を考えよう(パート1)

  • 情報掲載日:2021.03.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 

今年は東日本大震災の発生から10年の節目を迎えます。地震に加えて巨大津波と原発事故。誰もが経験したことない未知の災害でした。現在も、毎年、全国各地で自然災害が頻発し、大きな被害を及ぼしています。一昨年発生した山形県沖地震では新潟市内でも津波が観測されるなど、災害はいつ襲ってくるか分かりません。そんな災害時に備えて、私たちは日頃から防災の意識を高めておくことが大切になります。備えておくことで、災害時に適切な行動を取ることができます。今回は、災害時の避難行動と感染症対策について考えていきたいと思います。

まずは、新潟市西区で防災士の活動をしている、新潟市防災士の会西区支部の幹事、高橋伸絵さんに、災害への備えについてお話しを聞きました。

 

【インタビュー】日頃から災害を意識することが大切

新潟市防災士の会 西区支部 幹事・高橋伸絵さん
新潟市防災士の会 西区支部 幹事・高橋伸絵さん

●家族と一緒に考えて

『地域で防災士の活動を始めて、今年で7年目になります。中学校の防災学習や地域の講習会で、災害への備えの大切さを話しています。そこで一番に伝えていることは、家族や友達、近所の人と一緒に災害について考えてほしい、ということです。ハザードマップを見ながら「町内は川が近いから水害が怖いね」「どの段階で、どこに避難して、どうやって連絡を取り合おうか」などと話し合うことで、一人で考えるよりも災害の危険性や避難行動をしっかりと理解できるからです。また、家族で買い物や散歩に行くついでに避難所までの経路を歩いて、危険な場所が無いか確認することもお勧めしています』

●新型コロナウイルス感染症に対応した避難も

『避難所での「3密」を避けるため、安全性が確認できる場合には、自宅の2階や親戚・友人の家などへの避難も日頃から検討しておくことが大切です。しかし、これは感染を恐れ過ぎるあまり、危険が迫っていても避難所などへ行かなくても良いという意味ではありません。災害時は最新の気象情報や災害情報をよく確認し、自身の行動を判断しましょう。災害はいつ発生するか分かりません。自分や家族を守るために日頃から災害への備えに意識を向けてほしいと思います。もう一つ、ご近所の「つながり」も忘れずに』

平成10年8月4日の「8.4水害」(新潟市西区)
平成10年8月4日の「8.4水害」(新潟市西区)

 

 

家庭での備えが大切です!

では皆さん。今からでもできる「災害への備え」をひとつずつチェックしていきましょう。

新潟市総合ハザードマップ
新潟市総合ハザードマップ

 

 

避難行動のポイント

事前の備えと早めの行動が大切です!

●自宅付近の災害リスクや避難先などの確認
●災害時はこまめに正確な情報を収集
●災害時の状況から行動を適切に判断
●近所の人とも協力しながら早めに避難

家庭での備えについて学んでいただけたでしょうか? 続いての「災害時に備えて避難行動を考えよう(パート2)」でも、今できる災害への備えにプラスして、避難所の感染症対策についてご紹介していきます。

Information

問い合わせ先
新潟市防災課
問い合わせ先
電話番号
025-226-1143
リンク
新潟市防災課(新潟市ホームページ)
市報にいがた 令和3年3月7日発行 2738号

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