新潟市の令和2年の火災件数は前年より7件減少し、140件でした。ですが、冬季は暖房器具を使用する機会が増えるため、火災が発生しやすくなります。下記の原因ワーストを見て頂くと分かると思いますが、やはり電気関係が原因による火災が1位なんです。放火が2位っていうのも怖いですね…。
【出火原因ワースト5】
●1位 電気関係(電気機器・配線など)
●2位 放火(疑い含む)
●3位 たばこ、ストーブ、コンロ
そして上記のグラフを見て分かることは、全火災発生件数のうち約半数が「住宅火災」であること。この事実も怖いですね…。さて今回は、そんな「住宅火災」を防ぐためのポイントを5つ紹介していこうと思います。各自これらを実行し、火災の起きない安心な街となるよう目指しましょう!
住宅火災を防ぐ5つのポイント!
【1.コンセントや電気コード、電気機器からの出火を防ぐ】
・たこ足配線をしない
・コードを束ねない
・痛んだコードを使わない
・コンセントの周りにほこりをためない
・コードの上に物を置かない
・リチウムイオン電池の取り扱いに注意する
「リチウムイオン電池は、スマートフォンやパソコン、電子たばこなどに使用されています。充電器はメーカー指定のものを使うなど、適切に使用しましょう」と、新潟市消防局予防課の高橋さん。
【2.放火されないように家の周りを整理整頓する】
・家の周りに新聞束など燃えやすいものを置かない
・物置や車庫は必ず施錠する
【3.ストーブの近くに燃えやすいものを置かない】
・ストーブの上で洗濯物を乾かさない
・給油するときは必ず火を消す
【4.たばこの火は水で確実に消す】
・寝たばこは絶対にしない
・灰皿はこまめに掃除をする
【5.コンロに火をつけたまま、そばから離れない】
・料理中の電話は火を止める
・揚げ物は特に注意する
・安全装置(調理加熱防止装置など)が付いたコンロを使う
住宅用火災警報器の設置と維持管理を!
住宅火災での死亡原因の多くは逃げ遅れによるものです。火災から大切な命や財産を守るため、住宅用火災報知器を必ず設置してください。
また、電池切れにならないよう定期的に本体の作動点検を行ない、設置から10年を目安に交換してください。
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市消防局予防課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-288-3230
- リンク
-
新潟市消防局予防課(新潟市ホームページ)
市報にいがた 令和3年1月17日発行 2735号