FCV(燃料電池車)ってどんな車?
FCVとは、ひと言でいうと「水素エネルギーで走る車」のこと。
空気中から取り込んだ酸素と、「水素ステーション」から補給した水素を化学反応させて発生する電気を使って走るのだ。
メリットは、
何と言ってもCo2を排出しないクリーンエネルギー、ということ。排出するのは水だけ。
まさに地球環境に優しい車なのです。
走ってみれば、ガソリン車と比べて騒音や振動が少ないし、加速もスムーズ。
水素ステーションで水素を充填するんだけど、その時間はほんの数分で完了(今回試乗したMIRAIなら3分ほど。はやっ!)。
さらに、高い発電能力があるので、外部給電器をFCVとつなぐことで、1台で一般家庭のおよそ7日分の電気を供給することもできるんだって!
FCVを一家に1台所有する時代がきたら、災害時など非常時に命をつなぐ存在になるかもしれませんね。
株式会社アルビレックス新潟が試乗モニター体験
そんな次世代自動車FCV。今後の普及のために、新潟県では一般事業者に貸し出して、試乗モニターをしてもらう活動をしていました。
そんなモニターをした事業者のひとつが、我らが、アルビレックス新潟!
主に営業部などのスタッフさんたちが利用しているとのこと。
というわけで、まさにモニター試乗中のアルビレクス新潟さんを訪ねてみました。
応対してくれたのはこのお方。
ジャーーン!
営業部の野澤洋輔さん。
ご存知、アルビのレジェンドゴールキーパーです!
野澤洋輔さんは2000年〜2008年までアルビに所属し、2003年には悲願のJ1昇格を果たします。2019年に電撃復帰。引退後は営業部に所属。ユニフォームからスーツに着替えてアルビを支えているのです。
スタジアムの駐車場には、トヨタのFCV「MIRAI」が停まっているのでした。
スタイリッシュなフォルムでカッコイー!
「どうぞこちらへ」ともはや、自分の愛車のようにこなれた感じで颯爽と乗り込む野澤さん。
「ちょっとドライブでも行きますか!」とスタートボタンをポチッ。
「ブルン!」ってエンジン音は……一切なし!
静かなまま。
スーッと滑るように「MIRAI」は動き出しました。
走行中もとっても静か。
「運転はとっても静かで滑らかですよ。それにパワーもあって加速もスムーズ。高速道路でも安定してて走りやすい」と褒め言葉が止まらない野澤さん。
FCVは水素ステーションでの1回の充填でかなりの距離走ることができるのが特徴。
「新潟市から越後湯沢のお客さんのところに行って、その後は十日町をまわったんですけど、ちゃんと新潟まで帰ってこれましたよ」。
これは安心だね。
「水素ステーションでは、要は気体を入れているわけですよね。EV(電気自動車)の充電のようにエネルギー充填に時間がかからないので、ストレスなしですね」
「今後FCVが普及して、みんながこの車に乗ることになったら、Co2が出ないわけだから、当然環境がキレイになるわけですよね。
だとしたら、こんないいコトはないですよね。
そんな未来が早く来るといいですよね」
と、車種の「MIRAi」にかけたウマいこと言って野澤さんはニッコリ満面の笑み。
「営業マンにとって、営業車は無くてはならないパートナー。このMIRAIを僕の相棒にしたいなー!」
と、FCVの快適さにすっかり魅了されてしまった野澤さん。なのでありました。