新潟市の資源とゴミについてお勉強しましょう。
今回は「食品ロスの削減」についてです。
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」の削減は、世界的な課題となっています。日本では、令和元年10月1日に「食品ロス削減推進法」が施行され、国民運動として食品ロスの削減を推進していくことが示されました。消費者の役割として、食品ロスへの理解と関心を深めるとともに、食品ロスの削減に自主的に取り組むよう努めるとされています。
実は、新潟市では、年間3万5,950トン(平成30年度推計値)もの食品ロスが発生しているんですって! こういった「食品ロス」に対して、どこかで余っている食品を、必要としている誰かへつなげるという活動「フードバンク活動」を皆さんはご存知でしょうか? 今回は、新潟市内を中心にフードバンク活動を展開している2団体をご紹介していきたいと思います。
NPO法人 フードバンクにいがた
「NPO法人 フードバンクにいがた」は、家庭や企業で余っている未使用食品などを持ち寄り、福祉施設や団体などに無償で寄付する「フードドライブ」を、広く実施している団体です。
企業や団体、個人から、年間30トンを超える食品の寄付を受け付け、令和元年度は新潟県下144の施設・団体へ配布しました。「にいがたお米プロジェクト」(次の2つ目の団体として出てきます)にも、毎年白米6,000kgを無償で支援しています。
フードバンク活動は、食品ロス削減推進法の中でも、食品ロス削減の取り組みの一つとして掲げられています。常設会場も多くあるので、必要としている人に食品を届けるだけでなく、食品ロス削減にもつながるフードドライブに皆さんもぜひ参加してみてください。食品を寄付する以外にも、フードバンクにいがたの活動を直接支援できる「テーマ型募金」の制度もあります。
Information
- 問い合わせ先
- フードバンクにいがた事務局
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-384-4466
- リンク
-
フードバンクにいがた
にいがたお米プロジェクト
「にいがたお米プロジェクト」は、生活の大変なひとり親家庭に、毎月無償でお米を届ける活動を行っています。
現在は新潟市東区・新潟市中央区の世帯が対象で、応募者の中から抽選で選ばれた120世帯を支援しています。お米だけでなく、日持ちする食品などの寄付を受け付けているほか、宅配などのボランティアや寄付金も広く募集しています。食品提供を通じて、ひとり親家庭や子どもたちの心に寄り添い、ほかのさまざまな支援への橋渡し役にもなれるよう、活動に励んでいます。
Information
- 問い合わせ先
- にいがたお米プロジェクト事務局
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-250-6785
- リンク
-
にいがたお米プロジェクト(フェイスブックページ)
私たちが生活していく上で、「ごみ」は必ず発生します。しかし、今回取り上げた「食品ロス」、その中でも「手付かず食品」は、私たちの行動ひとつで、確実に減らすことができるものです。自分にとって必要ないものを「捨てる」のではなく、必要としている人へ「つなげる」。私たち一人ひとりの心がけでその輪を作り、循環型社会を実現していきましょう。
★新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、イベントなどを中止した際に未利用食品が発生した場合は、フードバンクなどに寄付するなど、食品ロスが発生しないような取り組みをぜひお願いいたします
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市循環社会推進課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1391
- リンク
-
新潟市ごみとリサイクルホームページ(新潟市ホームページ)
サイチョプレス(新潟市ホームページ)
「食品ロス削減」について学べます!
新潟市消費生活センターでは、家庭でできる食品ロス削減の方法を学ぶ講座を開催します。
日時:令和2年5月29日(金)10:00〜11:30
場所:新潟市消費生活センター研修室
(新潟市中央区西堀通6 西堀ローサ7番街)
定員:20人(応募多数の場合は抽選)
申込方法:5月20日(水)までに電話またはメール
(shohi@city.niigata.lg.jp)で新潟市消費生活センターへ
食品ロス削減について学ぶ市民の皆さまの集まりに出かける「出前くらしのテスト教室」も開催しています。詳細はお問い合わせください。
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市消費生活センター
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-228-8102
- リンク
-
新潟市消費生活センター(国民生活センターHP)