「資源とごみ」に関するお勉強です。
「食品ロス」という言葉、ご存知ですか?
「食品ロス」とは、食べ残し、売れ残りや期限が近いなどさまざまな理由で、食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。下のグラフを見てみてください。このグラフは、新潟市の家庭から排出された燃やすごみの内訳です。
実は、食品ロスを国民一人当たりに換算すると「お茶碗約1杯分の食べもの」が毎日捨てられていることになるのです。もったいないですよね・・・。
この「食品ロス」を減らすために、私たちはどんなことができるのでしょうか?
今回、消費生活アドバイザーである波多野千代さんに、「食品ロス」を減らすために私たちが心がけることについてお話をお伺いしました。
消費生活アドバイザーにお話を伺いました
***************************************************
【波多野千代さん プロフィール】
新潟気軽に省エネくらぶ代表。
「個人レベルで気軽にできる環境保護活動」を提唱し、
講演や講習など多岐に渡り活躍されています。
***************************************************
●「捨てなきゃ」の前に、まずは確認を
食品を計画的に購入・消費していけば、「手付かず」のまま捨てる事態は防げるはずです。でも時に計画が崩れ、「パッケージに記載された期限を過ぎてしまった」という状況もあるかもしれません。そんな時はちょっと確認してみてください。記載された期限は、次のどちらでしょう。
「賞味期限」を過ぎたからといってすぐに品質が劣化し食べられなくなるというわけではありません。缶詰など、製造日から期限までが長い食品ならなおさらです。
●「捨てない」ために意識を改革
「賞味期限を過ぎた食品を食べるのは不安」という声を本当によく耳にします。たしかに「いつまでなら大丈夫」という明確な指針はありませんが、個々の食品のことを知り、自分の目で、鼻で、舌で確かめてみれば、問題なく食べられるものが多いはずです。たとえば、卵。記載されている賞味期限は、「生で食べられる期限」です。そこを過ぎても、加熱すれば食べられるのです。また、そもそも期限を超えないようにする工夫も有効です。「2個買えばお得でも、不要なものは買わない」、「冷蔵庫の中に物を詰めすぎず、容量の7割くらいにする」など、できることから取り組みましょう。
●「手付かず食品」はきっとゼロにできる
「食べ残し」や「過剰除去」については、個々の事情により仕方がない部分もあるかもしれません。でも「手付かず食品」は、ひとえに私たちの心がけの不足によって発生しているものです。逆に言えば、心がけや工夫ひとつで減らすことができるということ。「手付かず食品廃棄ゼロ」を、私たち皆で目指していきましょう。
お話を聞いてみていかがでしたか?
実際のところ、期限が過ぎているとすぐに捨ててしまうことが多いですよね。でも今後は、波多野さんのお話にもあったように、私たちが日常の生活で少し意識することで「食品ロス」が減ります。ぜひ心がけてみましょう!
「もったいない」をゼロに!
「20・10・0 運動(にーまる・いちまる・ゼロ うんどう)」
に取り組みましょう
宴会で話しに夢中になり、終わった時に料理がそのまま残ってしまっていた…そんな経験はありませんか? 新潟市では、そんな宴会時の食べ残しゼロを目指す「20・10・0(にーまる・いちまる・ゼロ)運動」を推奨しています。
「宴会開始後20分」・「宴会終了前10分」は、自分の席で料理を楽しむ時間にして、宴会終了時には「食べ残しゼロ」を目指しましょう! 協力店・参加団体はいつでも募集しています。運動にご協力いただいているお店や団体は、新潟市のホームページで紹介しています。詳しくは、下記リンクより確認してみてください。
料理を美味しく食べ切って、宴会を無駄なく楽しみましょう!
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市循環社会推進課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1391
- リンク
-
新潟市ごみとリサイクルホームページ(新潟市ホームページ)
サイチョプレス(新潟市ホームページ)